DEWAN 幕張店 / DEWAN Makuhari
千葉県には三大バターチキンと呼ばれるお店がある。
その1つを担うのが、1991年創業のインド料理店『DEWAN 幕張店』。ちなみに、三大は検見川にある「シタール」と船橋にある「サールナート」とで並び称されております。実はDEWANのシェフはその「シタール」出身だったりと、バターチキンが名物たるや必然なのかもしれません。もう少し細かく見るとシェフの経歴は、インドのデリーで働き、六本木のモティ、シタールと渡り歩く。その全てが北インドのルーツになっており、やはり北インド料理を代表するるバターチキンへの期待が高まります。
さっそくいただいてみましょう。
注文は、タンドリーランチ。カレー1種、サラダ、タンドリーチキン、チキンティッカ、ナン、ライス、ドリンクの内訳ですが、これで1300円はかなりのお値打ち。カレーは複数の中から選択できますが、もちろん一番人気はバターチキン。クリーミーかつコクのあるカレーで、そのとろみが甘さと奥にあるスパイスをじっくりと感じさせます。辛さはほぼないですが、コクの強さがご飯やナンへと駆り立てます。炭火焼したというチキンも同じく。
北インド料理の主食はナン。クミンの入ったライスも好感度が高いが、やはりナンのクオリティーが高い。パリッと焼けた表面ともちっとした食感が最高です。ご馳走様でした。
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炭焼 金竜山 / Kinryuzan
ルーティーンの登山、『金竜山』へ。今回が22回目。
もちろん毎回満足感が高いが、自分の好きなゲストをお連れすることがライフワークに。笑 注文も食べてほしいメニューばかりのルーティーンで。みんなの笑顔が僕の幸せです。僕が笑顔にしてるわけじゃないけど。笑
「上たん塩」
「上ハラミ」
「特上ロース」
「サーロイン」
「ユッケジャンクッパ」
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TANE
別府市駅前本町にあるカレーショップ『TANE (タネ)』を訪ねます。
店内はナチュラルテイストな空間で、漂う空気感のオシャレ度が只者ではない。まるで下北沢のオシャレなカフェに来たかのような雰囲気。センスが際立つのは、空間ばかりでなくもちろんカレーも。シェフは本場インドに何度も足を運んで南インド料理を学んだそうで、俄然期待が高まります。
メニューは、南インドの定食であるミールスを提供。別府ではまだまだミールスの認知度が低いそうで、丁寧に説明をしてくれるが、ある意味でパイオニア的なポジションということが伝わる。基本は野菜や豆だけで作られるベジミールスが主役で、魅力的な野菜の産地である大分と実にマッチしたアプローチだ。ちなみに、ノンベジのメニューも、チキンとマトンの2つが追加で注文可能になっております。
11時から反時計周りに、
「サンバル」スパイスを使ったスープ。完全に味噌汁的ポジションで、野菜の甘みをしっかり感じさせます。
「ラッサム」トマトの酸味と黒胡椒の刺激で構成されたスープ。
「モール」自家製のヨーグルト
「アチャール」インドの漬物。大分の特産品であるカボスで作るのがにくい。強い酸味。
「チャトニ」インドのソース
「副菜」ジャガイモと豆
「エリセリ」ココナッツと南瓜
「野菜」青菜。これは苦味を担当。
全ての味わいに個性があり、混ぜて食べればその度に味が変わります。12時の場所にあるチキンカレーと明後日の場所にあるマトンを混ぜれば、たちまちインパクトのある味わいに。両方ともコクがたっぷりなので、その効果をビビッドに感じることができます。もちろん野菜達も魅力的だが、個人的にはこのチキンが優勝。
ちなみに、別府にはカレーショップが多いことはご存知ですか?外国人留学生数が日本一の大学があり、アジアの文化が急激に流入しているらしいです。別府が近いうちに、カレーの街になるかも!?その先駆者として、「TANE」の名前は刻まれることでしょう。
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中華ダイニング 一途一心 / Itizuisshin
亀有にある中華料理店『中華ダイニング 一途一心』を訪ねます。
オーナーシェフである臼井氏は、20代で同店を創業させておりますが、「南国酒家」や「ステーションホテル」を渡り歩くなど実績は十分。屋号は、ひたすらに、ひたむきにという意味の一途一心が使われますが、そのネーミングにシェフの性格が伝わってまいります。ワンオペで調理や接客を行う姿は、まさに一途一心。
ランチメニューは三種。
中華料理を名乗る店で、シンガポール料理である「ラクサヌードル」の存在が異彩を放ちます。笑 実は彼のキャリアの中にはシンガポール料理店も含まれるのだとか。周囲に坦々麺の専門店が多かったがために、少しひねった選択をしたとのこと。さっそくいただいてみましょう。
ラクサヌードル、1300円。
スープからはコクがたっぷりと感じられるが、海老のペーストとココナッツミルクを使ったもの。癖になる味わいで、レンゲと箸が止まらない。スープのレベルアップには敢えて砕いたのだろう挽肉も寄与する。スープと一体化して、ビルドアップに成功しております。ぶりんぶりんの海老の食感などは中華料理人の矜持を感じるクオリティー。麺は柔らかな卵麺が使われており、スープとの一体感も強い。担々麺にアジアテイストを加えたようなアウトプット。パクチーもいい味を出しております。
ワンタンのようにつるんとした「餃子」、雲丹と豆乳を包んで濃厚な味わいの「春巻き」など、夜のポテンシャルの高さを感じる料理も体験。一途一心に腕を振るう臼井氏の中華をぜひお楽しみください。ご馳走様でした。
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串駒本店 / Kushikoma Honten
銘酒居酒屋の先駆け存在『串駒本店』をご存知だろうか?
創業は1980年、いち早く日本酒専用の冷蔵庫を採用するなどして酒蔵からの信頼を獲得。その信頼の強さは、希少酒のラインナップを見れば説明の必要もない。特に、入手の困難度が最も高いと呼ばれる十四代のラインナップには驚かされます。ちなみに、日本に十四代ありと知らしめたのは串駒である、と言われております。いち早くその魅力に気づいた先代の眼力にも驚かされます。
ちなみに、これは十四代の純米大吟醸「酒未来」。フレッシュで甘さのある味わいに関わらず、キレが良く輪郭のある日本酒だ。やっぱり、十四代は美味しい、、、
料理も計ったように日本酒と抜群の相性を発揮する。刺身や珍味はもちろんのこと、屋号の由来ともなっている串揚げ、名物とされるいしり餅、どれも自ずと日本酒を欲してしまうものばかり。
「お通し」あん肝最中、姫サザエ、穴子棒鮨、マスカルポーネの白和え
「梅の茶碗蒸し」
「刺身」本鮪、〆鯖、アオリイカ、煮蛸、鯛、平目の雲丹巻き
「串駒手巻きコロッケ」ほっとする味。笑
「串揚げ5種」マッシュルームうずら、エリンギ、トマトベーコン、長芋、豚肉
「いしり餅」先代の奥様が囲炉裏で焼く名物。きりたんぽのような雰囲気だが、醤油は魚醤だったり、いしるで炊いたご飯だったり、やはり日本酒にアジャストしていきます。
「珍味三種」烏賊塩辛、甘海老塩辛、烏賊の肝醤油漬け。日本酒を一生飲める、、、笑
「鮨駒」えんがわ、アオリイカと雲丹、漬け鮪と高菜。面白い組み合わせばかり。
銘酒居酒屋の先駆け存在は、今でも一番前を走る素晴らしいお店でした。ご馳走様です。 Have... More
ハラール ドーサ ビリヤニ / HALAL DOSA BIRYANI
フードコートに中に本格インド料理のお店!?
家族連れで賑わう成田のイオンモールへ。
その目的は買い物でも家族サービスでもありません。目指すはイオンモールのフードコート。実は、ここに食べログの百名店にも選出された本格インド料理の店があるんです。名前は『ハラール... More
長男、ほそのたかし / Chonan Hosonotaiashi
江古田にあるラーメン店『長男、ほそのたかし』を訪ねます。
亀有の名店「つけ麺道」出身の店主が本八幡に「長男、もんたいちお」を創業したのが最初。ここ江古田を二号店、錦糸町に長男、おかわしゅん」、長男シリーズが拡大しております。ちなみに、門田一雄氏、細野貴史氏、大川峻氏、やはり全員長男なのだそうだ。笑 もしかして、長男しか独立が許されない!?笑
江古田店のジャンルは、修行先と同様につけ麺。
麺は特注の極太のもので、茹で時間は12分もかかるという代物回転率が命のラーメン屋で、この選択はこだわり以外の何物でもない。その結果、強力なもちもち感とその先に香る芳醇な小麦の風味を手に入れております。そのままでも食べてほしいが、まずは梅かつおだけで楽しんでみて。ポテンシャルの高さを感じされることでしょう。
つけ汁は、国産な鳥の胴ガラ、ゲンコツ、カシラ、豚足、煮干し、鯖節など、150キロ以上にも及ぶのだとか。更に、20時間火にかけて旨味を抽出し、3日かかて仕上げていくのだとか。大層な話が並んでいるが、その努力は裏切らない。何重にも重なった旨味が麺をしっかりコーティングしていきます。少し冷めてくると印象が弱まるが、温め直しのサービスも行っております。
注文は特製ですが、ぜひこれを勧めたい。バラとロースのチャーシューのレベルが高く、炙った風味は食欲をそそる。極太のメンマや味玉にも強いこだわりを感じます。辣油やネギといった薬味もセットになっており、飽きさせない装置は随所に用意がございます。最後は割りスープでこだわりのスープを余すことなく堪能してみて。節系の風味が濃厚さを和らげて、華やかさを加えていきます。
ミトミえもんは次男なので、もし修行させてもらえたら、屋号は「次男、ミトミえもん」になるのかな。笑 楽しい妄想とともに、ご馳走になりました。
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出町ふたば / Demachi Futaba
明治32年創業、連日行列が作られる老舗和菓子屋『出町ふたば』を訪ねます。
明治の頃は薪を運ぶ大原女のおやつとして人気を博し、今では京都の人々はもちろん観光客にも愛される銘菓として知られます。行列のお目当てはずばり名代「豆餅」。文字通り、ごろっとした豆が印象的なこしあん入りのお餅。餅はもっちりした食感ながら、きめ細かさもあって重たくないのが特徴。こしあんもなめらかな口当たりでじわじわくる品のいい甘さ。さらに、塩気がほのかに効かせているのも食べやすい印象を作ります。そして、ビジュアルだけでなく食感のアクセントを務めるのが赤えんどう豆。特に皮の食感と風味がいいアクセントになっております。京都土産の選択肢にぜひ。
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東新宿サンラサー / Higashi-Shinjuku Sunrather
限定30食のスタンドカレー!?
新宿にあるカレーショップ『東新宿サンラサー』へ。ここがなかなか訪問のハードルが高い。
ハードルの高さは3つ。1つは、平日で週3日程度という営業。1つは、ランチのみという時間帯。1つは、1日30食限定という数量の少なさ。実際のお隣のお客さんなどは会社を休んで来てると言ってました。笑 立ち食いのカレースタンドで、お店はカウンター5席のみのかなり狭い空間。そして、店主のワンオペなのでカレーの提供人数に限界があるのだ。
ただ、これだけのハードルでも乗り越えて食べるだけの価値のあるカレーを提供している。
メニューは定番のキーマと週替わりのカレーが基本。どっちも食べられるあいがけが一番人気だそうだ。まず、花椒ポークキーマカレーを一口。ニンニクや香辛料でコーティングされたキーマは、味も口当たりも抜群。玉ねぎがベースになっているのか、少々の汁気が全て旨味となっております。もちろん花椒の刺激も見逃せない。
週替わりのカレーは「ふわふわ酒蒸し鶏のシャバ出汁キーマカレー」。もう解説が必要がないくらい全部言っちゃってます。笑 ほぐした鶏に味がしっかり浸透しており、スープ状のカレーからはたっぷりの旨味が。フライドオニオン的な薬味もいい仕事。
トッピングも抜群で、甘味のある味付けのメンマがまた美味しい。有料のトッピングには、さまざまなアチャールの用意があるのも嬉しいポイント。今回は牡蠣のアチャールをいただきましたが、他も魅力的なメニューが目白押し。
最後に、屋号の意味をご紹介しましょう。サンラサーとは、サンスクリット語で、サン=集まる、ラサ=味という意味。色々な味が集まり、これに吸い寄せられるようにいろんな人が集まる、そんなカレーショップなのです。高い訪問のハードルですが、乗り越える価値がございます。ご馳走様でした。
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みょうが屋 / Myoga-ya
宮崎が誇る老舗焼肉店『みょうが屋』を訪ねます。
現在「イワナガ食堂」を営む岩永氏が30年以上もかけて作り上げた、宮崎が誇る最強の焼肉店でございます。現在は店を後進に譲っておりますが、素材へのこだわりとボリューム的な満足感、そして最強レベルのコスパはしっかり継承しております。和牛の品評会の常連でもある宮崎牛にこだわり、さらにその鮮度にこだわる。良いものを良い状態で出す、というシンプルなアプローチが高い評価に繋がっているのでしょう。
実際に味のレベルはすこぶる高い。そして、コースの価格はすこぶる安い。質にも量にも必ず満足することでしょう。
「大根と牛すじの塩煮込み」
「タン、ハラミ、ツラミ」
「カメノコ、ザブトン、ヒレ、サーロイン」
「カルビ三種」
「ハツ、センマイ、レバー、ホルモン」
焼肉店の野菜など付け合わせ程度の扱いになることも多いが、みょうが屋のものはしっかり美味い。辛味大根、紅はるか、子供ピーマン、原木椎茸、茄子、などなど。ちなみに、茗荷はない。宮崎県の小林市になる梶並農園で育てた無農薬のものだとか。これがとても甘いのだ。それにしても、宮崎は肉に魚に野菜にフルーツに本当にレベルが高いですね。
もう満腹で歩けないほどだが、締めの「ニンニク焼きめし」が胃袋のキャパを復活させます。贅沢に宮崎牛をふんだんに使い、たっぷりのニンニクがインパクトのあるアウトプットにつながります。隠し味には鰹節、これがまた食欲をそそる装置として機能しております。これは美味。
ここは茗荷のお店ではない。コスパ最強の焼肉店である。ご馳走様でした。
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