イワナガ食堂/Iwanaga Shokudo 宮崎市内にある洋食店『イワナガ食堂』を訪ねます。 店主である岩永光明氏の名前を冠した洋食店だが、その岩永氏、実は宮崎が誇る老舗焼肉店「みょうが屋」で30年以上も腕を振るったご主人。店舗を後進に任せて、新しくオープンさせたお店なのだ。つまり、ご主人は牛肉のプロフェッショナルであり、肉料理の多い洋食に通ずるものも多い。実際に、みょうが屋時代の裏メニューであった牛ホホ肉シチューなどは、同店のスペシャリテとしても登場しております。 アラカルトでの注文も可能ですが、初訪問につき、おすすめ料理ばかりで構成されたコースをいただきます。ちなみに、アラカルトには牛、豚、鶏、魚介、野菜とバリエーション豊かなメニューが並びます。宮崎県のポテンシャルの高さを象徴しているかのようです。これがアラカルトで楽しめるなんて、最高の食堂ですね。 コースのラインナップはこちら。 「宮崎獲れ水イカのフライ」 「宮崎獲れ釣りサワラのフライ」 「鹿児島県産六白黒豚のよだれ豚」 「A5等級宮崎牛サーロインのブルーチーズを使ったカツサンド」 「甦る大地の会のクレソンとフルーツのサラダ」 「iwanaga食堂特製宮崎牛ホホ肉シチュー」 「A5等級宮崎牛イチボのステーキ丼」 「蜜柑のシャーペット」 I... More
國酒 松 /Matsu
宮崎は焼酎の国。10年もの期間、ずっと出荷量日本一を誇ります。
そんな宮崎にはその魅力を伝える、伝道師がいる。宮崎の隠れ家的なグルメスポットとして注目されるウラタチエリアにある『國酒 松』のご主人、小松山龍辰氏でございます。看板はなく完全な隠れ家風ながら、予約がないとなかなか入れないという人気を誇ります。焼酎自体の魅力が客を呼び、伝道師の言葉が客を納得させる、そんなお店なのです。
ちなみに、今回の宮崎ツアーでは「百年の孤独」や「中々」でも有名な黒木本店の5代目とご一緒させていただきました。直前に蔵も見学させていただき、その魅力を具に実感してきたが、小松山氏の言葉が答え合わせが出来ました。最初にいただいたのは、2021年にリリースされた「失われた時を求めて... More
Patta Nakameguro
伝説のカレーショップであるデリーやボンベイの系譜に新しい店が加わった。
名前は『Patta Nakameguro(パッタ ナカメグロ)』、2023年12月23日にグランドオープン。仕掛け人の浅田氏は、横浜ボンベイで2年間の修行を経て、六本木に横浜ボンベイを開業した人物。ただ、それは仮店舗という位置づけであり、満を辞してここ中目黒に実店舗をオープンさせた形になります。祝い花には、エイベックスの松浦氏やLDHの名前が並ぶなど、ある意味新人ながら既に只者ではない店なのだと予感させます。笑
Patta(パッタ)... More
やきとんますだ / Yakiton Masuda
荒川区にあるもつ焼き店『やきとん ますだ』へ。
創業60年以上の豚の内臓の卸問屋が経営する下町の隠れた名店でございます。卸というメリットを最大に活かした、鮮度とボリュームが人気の秘訣でございます。それに、母娘で営む下町ならではの接客の距離感も居心地の良さに繋がっているでしょう。店舗はかなり狭めではあるが、むしろこれも雰囲気を作る一助になっております。
店のポテンシャルは「刺し盛り合わせ」で秒で確認できます。大胆なカットと臭みのない味わいに驚かされます。これが卸直営の実力か!内容は、ハツ刺、タン刺、コブクロ刺、センマイ刺。
串も大胆すぎるカットに驚きますが、レバーのぷるんぷるん具合といったらない。内臓にも関わらず、肉を食ったったという充実感がすごいです。笑
「つくね」
「レバー」
「かしら」
「しろ」
つまみも締めメニューも充実しているので、酒場としてもきっちり楽しませてくれます。
「揚げえびせん」
「はんぺんバター」
「煮込み豆腐」
「もつ中辛スープ」
「玉子おじや」
ちなみに、この日はクリスマス。昔からクリスマスにフレンチやイタリアンを食べるのが嫌で、チキン繋がりでいつも焼鳥を食べていたミトミえもん。今年は焼鳥ならぬ焼きとんの店となりました。ついに、全然関係なくなっちゃった。笑
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中華美食 トミーズキッチン / Tommy’s Kitchen
みなさんは六本木にある「香妃園」をご存知だろうか?
界隈で夜中まで遊んだ人たちならきっとご存知でしょう。ミトミえもんが最初に訪問したのは彼此20年近く前ですが、最後の食事は決まって香妃園だったものです。そして、注文するものもいつも同じ。それが「とり煮込みそば」と「ポークカレー」。その味が中目黒でも楽しめると聞いてさっそく訪問させていただきました。
現場は『中華美食... More
ボンディ / Bondy
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キングオブ欧風カレー、ボンディ。
1973年創業の老舗カレーショップ『ボンディ』。
欧風カレーの名付け親にして、カレー最激戦区である神保町の先駆け的な存在としてあまりにも有名。神保町の本店では連日行列が作られるので、ここは敢えて並び無しで食べられる芝浦店を訪ねております。
カレーの前には定番のじゃがいも。バターを溶かしながら、塩胡椒でオリジナルのじゃがバターを作るのがコツです。
『ミックスカレー、辛口』
いつもチキンやビーフを選びがちなので、今回は初のミックス。チキン、エビ、アサリ入りの贅沢カレーでございます。辛さの中にも甘さがあるのはやっぱりボンディ。甘さの印象は玉ねぎやトマトなどの野菜やバターや生クリームのコクが作り出します。海老はワンポイントだが、あさりなどは全体に影響を与える印象。ローストされたチキンのカリカリ具合もいい仕事。
ご飯にあるチーズもコクを追加するいいアイテム。その1つ1つが愛おしい、これがボンディのカレーだ。ご馳走様でした。
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らーめん亭 ひなり竜王 / Ramentei HinariRyuo
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人気ラーメン店『らーめん亭 ひなり竜王』へ。 京浜急行の梅屋敷駅から徒歩10分程の場所にございます。北品川の「中華そば 和渦TOKYO」の4thブランドと登場し、あっという間に人気店の仲間入りを果たしております。屋号のネーミングは、将棋の飛車が成って竜王になるという意味から。つまり、真っ直ぐラーメンに取り組み、やがて竜王になりたいという想いが込められているそうだ。 特製醤油ラーメン、1400円。 まず、驚くのはそのトッピングの充実度よ。チャーシューだけで、分厚い鶏のもも肉、大判の薄切り、歯応えのある吊るし、低温の赤身の4種類。ボリュームもバリエーションも楽しめる設計になっております。さらには、つるんとしたを通り越してねっとりとさえ感じさせるワンタン、卵黄の濃厚具合が半端じゃない味玉なども参加。もはや麺の存在を視認できません。笑 スープに個性とインパクトあり。カエシには、生揚げ醤油が使用されており、酸味やコクに加えて癖になる風味が足されてます。土台にはトッピングにも使用されいる岩中ポークと信玄鶏に加え、昆布や椎茸などの旨味を上手に合わせます。麺は高加水率のモチモチ太麺がかなりの存在感を示しますが、スープの強さが麺をしっかりコーティングしていきます。それでも咀嚼の先には麺の風味が余韻に残っていく印象。つまりは、麺は麺で強い個性のある証拠でしょう。 やがて竜王にと謙虚な姿勢だが、その人気とクオリティーはすでに竜王の様子だ。ご馳走様でした。 Visited... More
신사꽃게당 압구정로데오점 / シンサコッゲダン狎鴎亭ロデオ店 / Sinsa Kkotgedang Apgujeong Rodeo Branch
*Followed by English translation.
見冨右衛門、韓国グルメ旅 vol.6!!
先日、感動しすぎてまたまた食べに来ちゃいました、カンジャンケジャン。
訪ねたのは新沙エリアに本店を構える『シンサコッゲダン』の支店。モダンなカフェテリアのような空間で、伝統的な韓国料理が出そうな雰囲気はない。いや、香りだけはごまかせないですね。店内にはカンジャンケジャンやカニ鍋の香りが充満しております。鍋や締めの麺の姿にもそそられますが、もはや絶賛はしご中のため、「カンジャンケジャン」と「カンジャンセウ」だけをいただきます。笑
カンジャンケジャンの卵はかなり濃厚な印象で、心なしか卵の黄色もよりビビッドに見えます。塩気の強さは否めないですが、やはりそこは白飯がしっかり対応してくれます。カンジャンケジャンって本当に美味しいなぁ。初体験のカンジャンセウはやはり塩気の強さに強烈。ちなみに、これは燻製香を纏ってましたが、これは珍しいアプローチなんだとか。
カンジャンケジャン、やっぱり癖になりそうです。ご馳走様でした。
《アクセス》
서울... More
函館塩ラーメン 五稜郭/ Goryokaku
どこまでも函館にこだわったラーメン店。
北海道のラーメンといえば?
味噌を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、これは札幌の話。広い北海道では、旭川では醤油、函館では塩とラーメンの種類の多様性を誇ります。関東圏における、北海道=味噌のイメージは、きっとインスタントやカップラーメンが寄与した部分が多いのでしょう。そんなイメージを覆すかのような人気を誇る、函館塩ラーメンの専門店をご紹介してまいりましょう。
その名はずばり『函館塩ラーメン... More
青山おとと/Aoyama Ototo
ひとつ上の魚定食、爆誕。
日本人ならみんな大好き魚定食。もう魚定食というだけで満足感が高く、これをアップデートしようという試みは目立ってはなかったように思う。だが、2022年10月、ひとつ上の魚定食の店が誕生しております。
「〇+〇+〇+」と書かれた可愛らしいロゴが印象的。モダンなデザインも素敵だが、最も注目すべきはシェフの経歴。「サローネグループ」をはじめ、「龍吟」や「スリオラ」といった星つきのレストランで働いた経験あり。圧倒的なキャリアの上に、イタリアンやフレンチが中心の経歴で”定食”という業態を選んだのが既に面白い。
今回いただいたのは、『炭火焼... More