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Restaurants
- ミトミ えもん added a new meal Dinner at 五代目 花山うどん 銀座店 at Godaime Hanayama Udon Ginza
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【五代目 花山うどん 銀座店】
銀座の真ん中に群馬の風を吹き込む存在、それが『五代目 花山うどん 銀座店』。創業は明治27年、百年以上に渡り製麺を生業としてきた歴史ある暖簾。中でもこの店を象徴するのが、幅広すぎるビジュアルで知られる「鬼ひも川」だ。テーブルに運ばれてきた瞬間、外国人観光客がカメラを構えるのも頷ける。見た目のインパクトが強烈だ。
注文は「花山御膳」。主役の「鬼ひも川」に加え、「海老天のお重」が添えられる贅沢仕様。鬼ひも川は箸で持ち上げると、まるで反物のように長く、つるりと光を帯びる。口に含むと柔らかさの中にしっかりとしたコシがあり、幅広の面がつゆをたっぷりとまとって喉をすべり落ちていく。
タレは二種類。「胡麻だれ」は香ばしさとクリーミーさで幅広麺の存在感に負けない力強さがあり、「醤油だれ」はシンプルに出汁の旨味を引き立てる。好みに応じて交互に楽しめる仕掛けだ。
脇を固める「海老天のお重」は、衣がザクっと香ばしく、タレはやや濃いめの仕立て。ご飯を進めるための設計は間違いないが、あくまでここではサイド。やはり主役は鬼ひも川だと改めて感じさせられる。
結論から言えば、このうどんは見掛け倒しではない。圧倒的なビジュアルで人を惹きつけ、その後にしっかりと美味しさで裏打ちしてくる。なぜ群馬の郷土料理が銀座で、そして海外からの客にまで受け入れられるのか。答えは明白だ。この幅広麺を体験したときの驚きと満足感、その両方を兼ね備えているからこそ。銀座にありながら、旅をしたような感覚を与えてくれる一軒。群馬の誇りを味わいに、行列に並ぶ価値は十分にある。ご馳走様でした。
#五代目花山うどん銀座店... More
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【五代目 花山うどん 銀座店】
銀座の真ん中に群馬の風を吹き込む存在、それが『五代目 花山うどん 銀座店』。創業は明治27年、百年以上に渡り製麺を生業としてきた歴史ある暖簾。中でもこの店を象徴するのが、幅広すぎるビジュアルで知られる「鬼ひも川」だ。テーブルに運ばれてきた瞬間、外国人観光客がカメラを構えるのも頷ける。見た目のインパクトが強烈だ。
注文は「花山御膳」。主役の「鬼ひも川」に加え、「海老天のお重」が添えられる贅沢仕様。鬼ひも川は箸で持ち上げると、まるで反物のように長く、つるりと光を帯びる。口に含むと柔らかさの中にしっかりとしたコシがあり、幅広の面がつゆをたっぷりとまとって喉をすべり落ちていく。
タレは二種類。「胡麻だれ」は香ばしさとクリーミーさで幅広麺の存在感に負けない力強さがあり、「醤油だれ」はシンプルに出汁の旨味を引き立てる。好みに応じて交互に楽しめる仕掛けだ。
脇を固める「海老天のお重」は、衣がザクっと香ばしく、タレはやや濃いめの仕立て。ご飯を進めるための設計は間違いないが、あくまでここではサイド。やはり主役は鬼ひも川だと改めて感じさせられる。
結論から言えば、このうどんは見掛け倒しではない。圧倒的なビジュアルで人を惹きつけ、その後にしっかりと美味しさで裏打ちしてくる。なぜ群馬の郷土料理が銀座で、そして海外からの客にまで受け入れられるのか。答えは明白だ。この幅広麺を体験したときの驚きと満足感、その両方を兼ね備えているからこそ。銀座にありながら、旅をしたような感覚を与えてくれる一軒。群馬の誇りを味わいに、行列に並ぶ価値は十分にある。ご馳走様でした。
#五代目花山うどん銀座店 #うどん Less
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【ガストロノミー ジョエル・ロブション】
一皿ごとに芸術を味わう、美食の殿堂
恵比寿ガーデンプレイスに鎮座する『ガストロノミー ジョエル・ロブション』。まずはこの名前を聞いただけで背筋が伸びるだろう。ジョエル・ロブション――フランス料理史に燦然と輝く、世紀の料理人。生涯で30を超える星を手にした唯一無二の巨匠だ。彼が残したのは単なるレシピや技法ではなく、美食の哲学そのもの。その思想を正統に受け継ぎ、東京で最高の形に結晶させているのが、この恵比寿の館である。
この空間に一歩足を踏み入れれば、ただの食事では終わらないことがすぐにわかる。重厚なインテリア、静謐なサービス、磨き上げられた皿の数々。そこは、完全なる食の殿堂。クラシックを深く理解しながら革新を恐れず、完璧な火入れと調和で素材の本質を引き出す。さらに盛り付けの美学は緻密で、料理は芸術的でありながら、口にすればただ純粋に旨い。
さて、ここからはいよいよ料理の幕開け。
最初の一口は「ラングスティーヌのゴーフレット」。香ばしい生地の軽やかな食感の中に、ラングスティーヌ(赤座海老)の濃厚な旨味が閉じ込められている。アミューズでありながら、一撃で場の空気を支配する力強さ。
続いて登場するのはスペシャリテ「帝国キャビア... More
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【ガストロノミー ジョエル・ロブション】
一皿ごとに芸術を味わう、美食の殿堂
恵比寿ガーデンプレイスに鎮座する『ガストロノミー ジョエル・ロブション』。まずはこの名前を聞いただけで背筋が伸びるだろう。ジョエル・ロブション――フランス料理史に燦然と輝く、世紀の料理人。生涯で30を超える星を手にした唯一無二の巨匠だ。彼が残したのは単なるレシピや技法ではなく、美食の哲学そのもの。その思想を正統に受け継ぎ、東京で最高の形に結晶させているのが、この恵比寿の館である。
この空間に一歩足を踏み入れれば、ただの食事では終わらないことがすぐにわかる。重厚なインテリア、静謐なサービス、磨き上げられた皿の数々。そこは、完全なる食の殿堂。クラシックを深く理解しながら革新を恐れず、完璧な火入れと調和で素材の本質を引き出す。さらに盛り付けの美学は緻密で、料理は芸術的でありながら、口にすればただ純粋に旨い。
さて、ここからはいよいよ料理の幕開け。
最初の一口は「ラングスティーヌのゴーフレット」。香ばしい生地の軽やかな食感の中に、ラングスティーヌ(赤座海老)の濃厚な旨味が閉じ込められている。アミューズでありながら、一撃で場の空気を支配する力強さ。
続いて登場するのはスペシャリテ「帝国キャビア 〜ジョエル・ロブションスタイル〜」。ソローニュ産のキャビアを冠に、ズワイ蟹と甲殻類のジュレ、そしてカリフラワーのクリームが幾層にも重なり合う。黒と白のコントラストは視覚的にも劇的で、一口に収めれば海の塩味と大地の滋味が融合する。これは単なる料理ではなく、ロブションが築き上げたアートだ。
冷菜の「金華鯖と茄子のタルトレット」は燻製香を纏った鯖に、バジルと茄子のピュレを合わせたもの。パリパリとしたタルト生地が食感のアクセントとなり、濃厚さを軽やかに引き上げる。横に添えられた紅心大根にはタルタルを忍ばせ、酸味と瑞々しさが全体を引き締める。
温菜は「ホタテとスペルト小麦のリゾット」。パルミジャーノのコク、鶏出汁の旨味が穀物に染み込み、ミキュイで仕上げたホタテを優しく抱き込む。皿の上には鮮やかな緑のハーブや紫の花穂紫蘇が散りばめられ、黄金色に輝くリゾットと調和して華やかな景色を描く。
魚料理は「キンキ」。脂の乗った身を繊細な火入れで仕上げ、茗荷や蓴菜を添えて和のニュアンスを漂わせる。特にネギのアクセントが印象的で、フレンチでありながら日本料理の清らかさを宿していた。
肉料理は「牛フィレ肉のソテー」。赤ワインソースにキャラメリゼしたエシャロット、人参のオペラを添える。堂々たるクラシックの世界観でありながら、遊び心も織り交ぜるあたりがロブション流。正確な火入れが肉の力を最大限に引き出していた。
そしてフィナーレを飾る「モンブラン」。栗のグラッセとコニャック香るソース、黒すぐりのソルベを重ね、繊細な飴細工を纏わせた造形美。甘美さと酸味の対比が口の中で踊り、最後の瞬間まで舞台を華やかに締めくくる。
パンのワゴンサービスもこの店の象徴だ。クロワッサン、エピ、独創的な練り込みパンがずらりと並び、思わず選びすぎてお腹が満たされる。ロブションにおいてはパンですら主役のひとつであることを実感する。
そして、この夜を彩ったワイン。ルイナールのブラン・ド・ブランから幕を開け、ルーロのムルソー、ロックのニュイ・サン・ジョルジュ。そして極めつけはDRCが手掛ける「コルトン」。DRCの名を冠するだけで場の空気が張り詰め、その奥行きと果実味はロブションの料理に堂々と寄り添った。正直、かなり背伸びしたラインナップだが、この殿堂で味わうに相応しい相棒だったと胸を張れる。
偉大なるジョエル・ロブションの哲学を、東京で追体験できる唯一無二の場所。格式と遊び心、伝統と革新、その全てを圧倒的な完成度で示す。美食を語るなら、この館を避けて通ることはできない。ご馳走様でした。
#ガストロノミージョエルロブション #恵比寿 Less
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【末っ子】
末っ子同士のシンパシー、浅草老舗町中華の魅力
浅草六区に暖簾を掲げる老舗『末っ子』。創業は1959年、60年以上にわたり町中華の味を届けてきた一軒だ。店名の由来は諸説あるらしいが、創業者が末っ子だったとか。ミトミえもん自身も末っ子なので、なんだか勝手に親近感を抱いてしまう。そんな温度感が、この店の料理にも滲んでいる気がする。
まずは「餃子」。ひと口サイズの小ぶりな姿で、焼き目は香ばしく、皮はもちっと厚みがある。餡は肉汁で押すタイプではなく、野菜と肉の旨味がじんわり広がる優しい設計。食べ飽きない軽やかさで、気づけば一皿をぺろりと平らげてしまう。
続く「高級豚肩ロースチャーシュー」。薄切りの肉はしっとり柔らかく、濃いめのタレと脂の甘みが力強く押し寄せてくる。そこに刻みネギの清涼感と辛子の刺激が加わることで、重厚な旨さにアクセントが生まれる。インパクトのある一皿だからこそ、この薬味の存在が効いている。
そして「チャーハン」。黄金色の卵に包まれたご飯は、しっとりとしながらもパラリとほぐれる仕上がり。具材も最小限で、余計なことをせずに王道をなぞった一皿だ。派手さはないが、肩肘張らずに安心して口に運べる。
浅草の町で60年以上続いてきた理由は、シンプルに料理の確かさにある。餃子もチャーシューもチャーハンも、それぞれに存在感があって、安心して食べたくなる味わい。観光の合間にも、地元の日常にも、自然と馴染む町中華。末っ子同士としての親近感も相まって、なんだか特別に思えた一軒だった。ご馳走様でした。
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【末っ子】
末っ子同士のシンパシー、浅草老舗町中華の魅力
浅草六区に暖簾を掲げる老舗『末っ子』。創業は1959年、60年以上にわたり町中華の味を届けてきた一軒だ。店名の由来は諸説あるらしいが、創業者が末っ子だったとか。ミトミえもん自身も末っ子なので、なんだか勝手に親近感を抱いてしまう。そんな温度感が、この店の料理にも滲んでいる気がする。
まずは「餃子」。ひと口サイズの小ぶりな姿で、焼き目は香ばしく、皮はもちっと厚みがある。餡は肉汁で押すタイプではなく、野菜と肉の旨味がじんわり広がる優しい設計。食べ飽きない軽やかさで、気づけば一皿をぺろりと平らげてしまう。
続く「高級豚肩ロースチャーシュー」。薄切りの肉はしっとり柔らかく、濃いめのタレと脂の甘みが力強く押し寄せてくる。そこに刻みネギの清涼感と辛子の刺激が加わることで、重厚な旨さにアクセントが生まれる。インパクトのある一皿だからこそ、この薬味の存在が効いている。
そして「チャーハン」。黄金色の卵に包まれたご飯は、しっとりとしながらもパラリとほぐれる仕上がり。具材も最小限で、余計なことをせずに王道をなぞった一皿だ。派手さはないが、肩肘張らずに安心して口に運べる。
浅草の町で60年以上続いてきた理由は、シンプルに料理の確かさにある。餃子もチャーシューもチャーハンも、それぞれに存在感があって、安心して食べたくなる味わい。観光の合間にも、地元の日常にも、自然と馴染む町中華。末っ子同士としての親近感も相まって、なんだか特別に思えた一軒だった。ご馳走様でした。
#末っ子 #餃子 Less
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- ミトミ えもん added a new meal Dinner at サッチェズカリー at Sacches Curry
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【サッチェズカリー】
中崎町で出会う、三つの顔を持つカレー
大阪・中崎町の路地裏、『サッチェズカリー』。派手すぎないエスニック模様の外観に赤い看板がちょこんと立ち、気づけば足が止まる。スパイスの街とも呼ばれる大阪で、ここは定番の「キーマ」と、週替わりで表情を変えるカレーを軸にした一皿を提供している。訪れるごとに違う物語が待っているのだ。
この日は「三種盛り」
まずは店の顔である「キーマカリー」。粗めに挽かれた肉の存在感、そこに野菜の甘みとスパイスの厚みが重なり、食べ進めるごとに味が深くなる。派手さはないが、ここに戻ってくる理由がよくわかる一皿。
対照的に「MIXきのこカリー」は軽やか。トマトの酸味が前に出ながらも、えのきやしめじの滋味がじんわりと広がり、噛み終えた後に残る余韻が心地よい。スパイスの鋭さではなく、素材の持つ優しさが主役になっている。
「メティマライチキン」は一転してクリーミー。カシューナッツ由来のコクがベースにあり、ほろりと柔らかな鶏肉がそれに溶け込む。辛さを抑えたバランスで、他のカレーと合わせても喧嘩をせず、プレート全体を包み込むような役割を果たしていた。
玄米ご飯のぷちぷちとした歯ごたえ、副菜のキャベツやアチャールの酸味が口の中をリセットし、自然とカレー同士を混ぜてしまう。バラバラの個性が皿の上で一つにまとまっていく感覚は、ここならではの楽しみだろう。
『サッチェズカリー』は、定番の安心感と週替わりの驚き、その二つを同時に味わえる場所。中崎町の裏道に潜む小さな店だが、一度足を踏み入れれば、次の訪問を自然と約束してしまう不思議な力を持っている。ご馳走様でした。
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【サッチェズカリー】
中崎町で出会う、三つの顔を持つカレー
大阪・中崎町の路地裏、『サッチェズカリー』。派手すぎないエスニック模様の外観に赤い看板がちょこんと立ち、気づけば足が止まる。スパイスの街とも呼ばれる大阪で、ここは定番の「キーマ」と、週替わりで表情を変えるカレーを軸にした一皿を提供している。訪れるごとに違う物語が待っているのだ。
この日は「三種盛り」
まずは店の顔である「キーマカリー」。粗めに挽かれた肉の存在感、そこに野菜の甘みとスパイスの厚みが重なり、食べ進めるごとに味が深くなる。派手さはないが、ここに戻ってくる理由がよくわかる一皿。
対照的に「MIXきのこカリー」は軽やか。トマトの酸味が前に出ながらも、えのきやしめじの滋味がじんわりと広がり、噛み終えた後に残る余韻が心地よい。スパイスの鋭さではなく、素材の持つ優しさが主役になっている。
「メティマライチキン」は一転してクリーミー。カシューナッツ由来のコクがベースにあり、ほろりと柔らかな鶏肉がそれに溶け込む。辛さを抑えたバランスで、他のカレーと合わせても喧嘩をせず、プレート全体を包み込むような役割を果たしていた。
玄米ご飯のぷちぷちとした歯ごたえ、副菜のキャベツやアチャールの酸味が口の中をリセットし、自然とカレー同士を混ぜてしまう。バラバラの個性が皿の上で一つにまとまっていく感覚は、ここならではの楽しみだろう。
『サッチェズカリー』は、定番の安心感と週替わりの驚き、その二つを同時に味わえる場所。中崎町の裏道に潜む小さな店だが、一度足を踏み入れれば、次の訪問を自然と約束してしまう不思議な力を持っている。ご馳走様でした。
#サッチェズカリー #カレー #大阪 Less
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【横浜ラーメン 真砂家】
真砂町に根ざす家系ラーメン
横浜・関内駅前の商業施設「セルテ」の中、ラーメン横丁の一角に暖簾を掲げる『真砂家』。その名は所在地の「真砂町」に由来する潔いもの。1974年創業の吉村家に端を発した家系ラーメンの歴史、その直系である王道家、そして田上家の流れを汲み、2020年に誕生した一店だ。
ラーメンは、豚骨と鶏ガラをじっくり炊き出したスープに醤油ダレを合わせた王道スタイル。表面には豚の脂がきらめき、ひと口飲めば動物系の厚みが広がり、すぐさま醤油のキレが余韻を整える。見た目は力強く、味わいは驚くほど素直。体がスッと受け入れるバランス感覚は、やはり系譜に裏打ちされたものだ。
麺は短めの太麺。もちもちとした弾力で、スープをしっかり持ち上げる。具材は家系三種の神器「海苔・ほうれん草・チャーシュー」。海苔はスープを吸わせ、ライスに巻けば至高のひと口。ほうれん草は青みで脂を和らげ、チャーシューは厚みある肉感が満足感を約束する。
卓上調味料も家系らしく充実。おろしニンニクを加えればパンチが効き、豆板醤で辛味を纏わせればご飯が止まらない。ショウガを落とせば後味が軽やかに。ライスは100円というお手頃さで、スープと合わせれば箸とレンゲが止まらない。
家系らしい骨太な味わいをきちんと届けてくれる一杯。安定感のある仕上がりで、素直に美味しいと思える一杯。横浜の系譜を守りながら、真砂町という土地に根ざした存在感を感じさせるお店でした。ご馳走様です。
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【横浜ラーメン 真砂家】
真砂町に根ざす家系ラーメン
横浜・関内駅前の商業施設「セルテ」の中、ラーメン横丁の一角に暖簾を掲げる『真砂家』。その名は所在地の「真砂町」に由来する潔いもの。1974年創業の吉村家に端を発した家系ラーメンの歴史、その直系である王道家、そして田上家の流れを汲み、2020年に誕生した一店だ。
ラーメンは、豚骨と鶏ガラをじっくり炊き出したスープに醤油ダレを合わせた王道スタイル。表面には豚の脂がきらめき、ひと口飲めば動物系の厚みが広がり、すぐさま醤油のキレが余韻を整える。見た目は力強く、味わいは驚くほど素直。体がスッと受け入れるバランス感覚は、やはり系譜に裏打ちされたものだ。
麺は短めの太麺。もちもちとした弾力で、スープをしっかり持ち上げる。具材は家系三種の神器「海苔・ほうれん草・チャーシュー」。海苔はスープを吸わせ、ライスに巻けば至高のひと口。ほうれん草は青みで脂を和らげ、チャーシューは厚みある肉感が満足感を約束する。
卓上調味料も家系らしく充実。おろしニンニクを加えればパンチが効き、豆板醤で辛味を纏わせればご飯が止まらない。ショウガを落とせば後味が軽やかに。ライスは100円というお手頃さで、スープと合わせれば箸とレンゲが止まらない。
家系らしい骨太な味わいをきちんと届けてくれる一杯。安定感のある仕上がりで、素直に美味しいと思える一杯。横浜の系譜を守りながら、真砂町という土地に根ざした存在感を感じさせるお店でした。ご馳走様です。
#横浜ラーメン #真砂家 #ラーメン屋 Less
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【中村麺三郎商店】
研ぎ澄まされた醤油ラーメン。
2016年に町田・淵野辺で誕生した『中村麺三郎商店』。店主・中村健太郎氏は中華街の老舗や渋谷の人気店で研鑽を積み、29歳で独立。屋号は三男坊のユーモアを込めた“麺三郎”。そして2024年7月、老朽化に伴い移転を決断し、新たな舞台で再スタートを切った。掲げる理念は「無化調・自家製麺」。素材の力で勝負する、そのまっすぐな姿勢こそ、この店の芯である。
さて、いただいたのは「海老ワンタン醤油らぁ麺」。
丼に広がるのは、艶やかな琥珀色のスープ。鶏を軸にした清湯に、節や乾物の旨味を重ねた構成だ。ひと口含むと、醤油の香りがすっと立ち上がり、後から鶏油の柔らかな甘みと深みが広がる。切れ味と丸み、そのバランスがとにかく心地いい。飲み進めるごとに、香りと旨味がじんわりと広がっていく。
麺は自家製の中細ストレート。やや柔めの仕上がりで、スープをしっかりと抱き込み、すすった瞬間に一体感が生まれる。舌の上をするりと抜け、小麦の風味が鼻に抜ける感覚が心地よい。
そして「海老ワンタン」。これが小さな驚きをくれる一品だ。薄衣の中に詰まった海老餡はぷりっと弾力があり、噛めば中から旨味を含んだ肉汁がじゅわりと広がる。熱と旨味を閉じ込めたその感覚は、まるで小籠包。スープとの一体感も抜群で、思わず顔がほころぶ。
一杯を通して感じるのは、技と素材の魅力をまっすぐ届けようとする意思だ。すべての要素がきれいに揃い、丼の中で調和。食べ終えた後、ただ静かに「うまいな」とつぶやきたくなるような満足感。『中村麺三郎商店』は、シンプルでありながら記憶に残る一杯を届けてくれるお店だ。ご馳走様でした。
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【中村麺三郎商店】
研ぎ澄まされた醤油ラーメン。
2016年に町田・淵野辺で誕生した『中村麺三郎商店』。店主・中村健太郎氏は中華街の老舗や渋谷の人気店で研鑽を積み、29歳で独立。屋号は三男坊のユーモアを込めた“麺三郎”。そして2024年7月、老朽化に伴い移転を決断し、新たな舞台で再スタートを切った。掲げる理念は「無化調・自家製麺」。素材の力で勝負する、そのまっすぐな姿勢こそ、この店の芯である。
さて、いただいたのは「海老ワンタン醤油らぁ麺」。
丼に広がるのは、艶やかな琥珀色のスープ。鶏を軸にした清湯に、節や乾物の旨味を重ねた構成だ。ひと口含むと、醤油の香りがすっと立ち上がり、後から鶏油の柔らかな甘みと深みが広がる。切れ味と丸み、そのバランスがとにかく心地いい。飲み進めるごとに、香りと旨味がじんわりと広がっていく。
麺は自家製の中細ストレート。やや柔めの仕上がりで、スープをしっかりと抱き込み、すすった瞬間に一体感が生まれる。舌の上をするりと抜け、小麦の風味が鼻に抜ける感覚が心地よい。
そして「海老ワンタン」。これが小さな驚きをくれる一品だ。薄衣の中に詰まった海老餡はぷりっと弾力があり、噛めば中から旨味を含んだ肉汁がじゅわりと広がる。熱と旨味を閉じ込めたその感覚は、まるで小籠包。スープとの一体感も抜群で、思わず顔がほころぶ。
一杯を通して感じるのは、技と素材の魅力をまっすぐ届けようとする意思だ。すべての要素がきれいに揃い、丼の中で調和。食べ終えた後、ただ静かに「うまいな」とつぶやきたくなるような満足感。『中村麺三郎商店』は、シンプルでありながら記憶に残る一杯を届けてくれるお店だ。ご馳走様でした。
#町田 #ラーメン #中村麺三郎商店 Less
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【ヌードルズキッチン ガナーズ】
ラーメンの常識を撃ち抜け、新感覚の貝ラーメン
新丸子駅から歩いてすぐ。赤いオーニングの下に構える『ヌードルズキッチン ガナーズ』は2017年創業。屋号はサッカークラブ・アーセナルの愛称「GUNNERS」からで、店内外にはサッカーの要素がさりげなく散りばめられている。きっとご主人の趣味なのだろう。大砲を意味するその名の通り、一杯でラーメンのセオリーを撃ち抜いてくる店だ。
その中心にあるのが、貝。流行りの貝出汁ラーメンを思い浮かべたが、それだけで終わらない。メニューには「ボンゴレロッソ」「ボンゴレビアンコ」。イタリアンのボンゴレをラーメンで再構築するという発想、これだけでワクワクするじゃないか。
今回の一杯は「ボンゴレロッソ」。丼の中は、ラーメンというよりパスタの世界。スープは鮮やかなトマト色で、貝の旨みとトマトの酸味がしっかり握手。エスプーマのような泡が表面を覆い、麺にしっかり絡む仕掛け。ひと口すれば、潮の香りが立ち、トマトの酸味が鮮烈に走り、最後にオイルのコクが余韻を包み込む。完全に“ボンゴレのストーリー”が描かれた一杯だ。
麺は極細ストレートで、まるでカッペリーニのような軽やかさ。スープを主役に押し上げるための必然だろう。チャーシューやナルトで和の存在感を残しつつ、刻み玉ねぎが洋のニュアンスを添える。このバランス感覚、面白い。
貝の旨みを軸に、ラーメンとイタリアンを横断する攻めの一杯。新丸子で、新感覚の貝ラーメンとの試合開始をぜひ。ご馳走様でした。
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【ヌードルズキッチン ガナーズ】
ラーメンの常識を撃ち抜け、新感覚の貝ラーメン
新丸子駅から歩いてすぐ。赤いオーニングの下に構える『ヌードルズキッチン ガナーズ』は2017年創業。屋号はサッカークラブ・アーセナルの愛称「GUNNERS」からで、店内外にはサッカーの要素がさりげなく散りばめられている。きっとご主人の趣味なのだろう。大砲を意味するその名の通り、一杯でラーメンのセオリーを撃ち抜いてくる店だ。
その中心にあるのが、貝。流行りの貝出汁ラーメンを思い浮かべたが、それだけで終わらない。メニューには「ボンゴレロッソ」「ボンゴレビアンコ」。イタリアンのボンゴレをラーメンで再構築するという発想、これだけでワクワクするじゃないか。
今回の一杯は「ボンゴレロッソ」。丼の中は、ラーメンというよりパスタの世界。スープは鮮やかなトマト色で、貝の旨みとトマトの酸味がしっかり握手。エスプーマのような泡が表面を覆い、麺にしっかり絡む仕掛け。ひと口すれば、潮の香りが立ち、トマトの酸味が鮮烈に走り、最後にオイルのコクが余韻を包み込む。完全に“ボンゴレのストーリー”が描かれた一杯だ。
麺は極細ストレートで、まるでカッペリーニのような軽やかさ。スープを主役に押し上げるための必然だろう。チャーシューやナルトで和の存在感を残しつつ、刻み玉ねぎが洋のニュアンスを添える。このバランス感覚、面白い。
貝の旨みを軸に、ラーメンとイタリアンを横断する攻めの一杯。新丸子で、新感覚の貝ラーメンとの試合開始をぜひ。ご馳走様でした。
#ヌードルズキッチンガナーズ #貝ラーメン #新丸子 Less
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- ミトミ えもん added a new meal Dinner at 土佐みょうじん at Tosa Myoujin
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【土佐みょうじん】
土佐の藁焼き、東京進出。
東京・新日本橋にやってきたのは、土佐を語る上で欠かせない藁焼きの世界を楽しませてくれる『土佐みょうじん』。土佐の食文化を象徴する鰹の藁焼きを、都会らしい落ち着いた空間で体験できる一軒だ。木の温もりを感じるカウンターを囲めば、中央に据えられた藁焼き台で炎が舞い上がり、香ばしい煙が立ち上る。この瞬間、東京の真ん中にいながらも土佐の空気を吸い込んでいる気分になる。
料理のテーマは、徹底して「鰹」。看板の鰹の藁焼き塩たたきは、厚切りの身を一瞬で炙り、仕上げに土佐の塩をガリッと効かせる。ポン酢や薬味に頼らず、藁の薫香と塩のミネラル感で勝負する潔さ。噛むたびに旨味と香りが重なり合い、ご飯をすすませる。
まだまだ、ここで終わらないのが嬉しいポイント。削りたての鰹節が桐箱で運ばれ、ご飯と共に楽しむ贅沢な一口。これを鰹のたたきと合わせれば、旨味の二重奏。最後は熱々の出汁を注ぎ、茶漬けで締める。始まりから終わりまで、鰹というテーマをぶらさず、一皿ごとに表情を変えて見せる構成が見事だ。
総括するなら、ここは東京で出会う、土佐の真骨頂。炎、薫香、塩、そして鰹。この一貫した世界観に、思わずもう一度体験したくなる。ご馳走様でした。
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【土佐みょうじん】
土佐の藁焼き、東京進出。
東京・新日本橋にやってきたのは、土佐を語る上で欠かせない藁焼きの世界を楽しませてくれる『土佐みょうじん』。土佐の食文化を象徴する鰹の藁焼きを、都会らしい落ち着いた空間で体験できる一軒だ。木の温もりを感じるカウンターを囲めば、中央に据えられた藁焼き台で炎が舞い上がり、香ばしい煙が立ち上る。この瞬間、東京の真ん中にいながらも土佐の空気を吸い込んでいる気分になる。
料理のテーマは、徹底して「鰹」。看板の鰹の藁焼き塩たたきは、厚切りの身を一瞬で炙り、仕上げに土佐の塩をガリッと効かせる。ポン酢や薬味に頼らず、藁の薫香と塩のミネラル感で勝負する潔さ。噛むたびに旨味と香りが重なり合い、ご飯をすすませる。
まだまだ、ここで終わらないのが嬉しいポイント。削りたての鰹節が桐箱で運ばれ、ご飯と共に楽しむ贅沢な一口。これを鰹のたたきと合わせれば、旨味の二重奏。最後は熱々の出汁を注ぎ、茶漬けで締める。始まりから終わりまで、鰹というテーマをぶらさず、一皿ごとに表情を変えて見せる構成が見事だ。
総括するなら、ここは東京で出会う、土佐の真骨頂。炎、薫香、塩、そして鰹。この一貫した世界観に、思わずもう一度体験したくなる。ご馳走様でした。
#土佐みょうじん #新日本橋 #茶漬け Less
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- ミトミ えもん added a new meal Dinner at ザ・カフェ at The Cafe
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【ザ・カフェ】
横浜発・洋食の名作たち。
横浜・山下公園前にそびえるクラシックホテル「ホテルニューグランド」。その1階に構える『ザ・カフェ(The CAFE)』は、日本の洋食史を語るうえで外せない存在。なぜならここは、「シーフードドリア」「スパゲッティ... More
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【ザ・カフェ】
横浜発・洋食の名作たち。
横浜・山下公園前にそびえるクラシックホテル「ホテルニューグランド」。その1階に構える『ザ・カフェ(The CAFE)』は、日本の洋食史を語るうえで外せない存在。なぜならここは、「シーフードドリア」「スパゲッティ ナポリタン」「プリン ア ラ モード」という三大洋食の発祥地。昭和モダンの香りを、いまも皿の上で奏でる聖地だ。
まずは象徴「シーフードドリア」。
とろりとしたベシャメルソースの下には、魚介の旨味を吸い込んだライスが潜む。スプーンを差し込むとホタテやエビがごろりと現れ、立ち上る熱気と海の香りに思わず笑み。焦げ目の香ばしさがクリーミーなソースに奥行きを与え、ひと口ごとに幸福が広がる、まさに洋食の王道だ。
次に「スパゲッティ ナポリタン」。
日本人のソウルパスタだが、実は本家オリジナルにはケチャップが使われていなかった。トマトピューレで仕立てたソースは穏やかな酸味と自然な甘みがあり、どこか上品さすら漂う。アルデンテ寄りのパスタにベーコンの塩気、マッシュルームの香り。シンプルだが、洋食文化の粋を体現した完成度の高い一皿だ。
続いて「プリン ア ラ モード」。
昭和モダンの象徴たるデザート。ぷるんと弾むプリンに、ほろ苦いカラメル、ふんわり生クリーム、バニラアイスの冷たさ、そして色鮮やかなフルーツ。甘さと酸味が交錯し、最後まで幸福感が続く。まるで時代を旅するような体験だ。
そして最後に「クラブミートカレーピラフ」。
老舗の遊び心と進化を物語る一皿。スパイスが優しく香るカレー風味のライスに、クラブミートの旨味が絡み、噛むほどに深まる味わい。レーズンの甘酸っぱさやピーマンの食感がアクセントとなり、古き良き洋食に新しい風を吹き込んでいる。
横浜を代表する洋食、いや、日本の食文化を象徴する場所。歴史を味わう喜びと、進化を楽しむ贅沢。山下公園を眺めながら、この三銃士と新たな一皿に出会える幸せを、全身で噛みしめたい。ご馳走様でした。
#ザカフェ #横浜 #ホテルニューグランド Less
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【中央亭】
沼津ソウルフードは、驚きのハイブリッド餃子
沼津の街に根づくソウルフード、その象徴的存在が『中央亭』。創業から80年以上という歴史を誇り、移転を重ねながらも、その味とスタイルは脈々と受け継がれてきた。看板に掲げる名前はまさに町の中心にある食堂を思わせるが、その業態は餃子専門店。
最大の特徴は、調理法か。一般的な焼き餃子とも蒸し餃子とも違う、その中間に位置する絶妙なバランス。強めの蒸気でじっくりと火を入れ、最後に香ばしい焼き目を纏わせる。こうして生まれる餃子は、皮はふっくら柔らかく、それでいて焼きの香ばしさを残すハイブリッド型。そして驚くべきは、そのサイズ感。ひとつひとつが通常の餃子の約1.5倍はあろうかという大きさで、皿に並ぶその姿は圧巻。
蒸しのジューシーさと焼きの香ばしさが同居する一口は、まるで肉料理のような満足感だ。具材は粗挽きの豚肉とたっぷりのキャベツやニラ。肉の旨味がしっかりと主張しながらも、野菜が水分と甘みを供給してくれるから、重さを感じさせない。噛むたびに、旨味のジュースがじわりと広がり、皮のもっちりとした優しい口当たりが全体を包み込む。
ライスとの相性は言わずもがな。白飯を頬張った瞬間、餃子の肉汁と米の甘みが渾然一体となり、胃袋が幸福感で満たされる。80年以上もの間、地元民に愛され続けてきた理由は、この揺るぎない独自性と完成度にある。沼津を訪れるなら、観光名所より先にこの暖簾をくぐるべし。ここでしか味わえない餃子体験が、あなたを待っている。ご馳走様でした。
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【中央亭】
沼津ソウルフードは、驚きのハイブリッド餃子
沼津の街に根づくソウルフード、その象徴的存在が『中央亭』。創業から80年以上という歴史を誇り、移転を重ねながらも、その味とスタイルは脈々と受け継がれてきた。看板に掲げる名前はまさに町の中心にある食堂を思わせるが、その業態は餃子専門店。
最大の特徴は、調理法か。一般的な焼き餃子とも蒸し餃子とも違う、その中間に位置する絶妙なバランス。強めの蒸気でじっくりと火を入れ、最後に香ばしい焼き目を纏わせる。こうして生まれる餃子は、皮はふっくら柔らかく、それでいて焼きの香ばしさを残すハイブリッド型。そして驚くべきは、そのサイズ感。ひとつひとつが通常の餃子の約1.5倍はあろうかという大きさで、皿に並ぶその姿は圧巻。
蒸しのジューシーさと焼きの香ばしさが同居する一口は、まるで肉料理のような満足感だ。具材は粗挽きの豚肉とたっぷりのキャベツやニラ。肉の旨味がしっかりと主張しながらも、野菜が水分と甘みを供給してくれるから、重さを感じさせない。噛むたびに、旨味のジュースがじわりと広がり、皮のもっちりとした優しい口当たりが全体を包み込む。
ライスとの相性は言わずもがな。白飯を頬張った瞬間、餃子の肉汁と米の甘みが渾然一体となり、胃袋が幸福感で満たされる。80年以上もの間、地元民に愛され続けてきた理由は、この揺るぎない独自性と完成度にある。沼津を訪れるなら、観光名所より先にこの暖簾をくぐるべし。ここでしか味わえない餃子体験が、あなたを待っている。ご馳走様でした。
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