清寿軒
あなたはどちらのどら焼きが好きですか?
東京には三大どら焼きと呼ばれる名店もあるが、これに歴史でも人気でも劣らぬ名店をご紹介してまいりましょう。日本橋エリアにある『清寿軒』、創業は1861年(文久元年)まで遡ります。
現在では7代目が暖簾を守る老舗中の老舗で、名物のどら焼きの作り方も昔ながらのスタイルを踏襲。その作り方が生み出す個性こそが人気の秘訣になっております。ちなみに、午前中に売り切れてしまうこともしばしばなので、看板に「どら焼きあります」の文字を見たら迷わず飛び込みましょう。笑
「小判どらやき」
普通のどら焼きは2枚の生地で挟むものですが、清寿軒の小判は1枚の生地で餡を挟むスタイル。生地は厚みがありながらも、ふんわりしっとりなテクスチャー。
この中に包まれる粒あんのボリューム感に圧倒されること間違いなし。餡は甘さが控えめ、というよりも、小豆感の残った豆豆しいもの。圧力鍋などを使わずにとろ火で何時間もかけて煮込み、手で混ぜるという手間暇の結果がアウトプットに繋がっております。
ちなみに、「大判どらやき」と2枚の生地を重ねたどら焼きもあるので、ぜひお好みで。
ご馳走様でした。
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手打ちうどん まつ奈
名物は、野菜鳥肉汁うどん。
埼玉県の浦和エリアにあるうどん店『手打ちうどん まつ奈』を訪ねます。
場所柄、武蔵野うどんと言われることが多いようですが、これとは異なるうどんを提供しております。適度な喉越しと風味を増すために熟成期間を設けており、前日の夕方から仕込みを始めるというこだわりっぷり。その結果、一体どんなうどんに仕上がっているのでしょう。肌触りはつるんとしたもので、食感は表面が柔らかく、芯に近づくほどにコシがあるようなイメージ。讃岐うどんと武蔵野うどんの良いとこ取りといったとことでしょうか。名物の「野菜鳥肉汁うどん」を頂きましたが、つけ汁には野菜と鶏肉がたっぷりの具沢山。鰹出汁が効きつつも優しい風合いなので、うどんの風味が損なわれることがありません。派手さはないですが、落ち着いた美味しいうどんでございました。ご馳走様です。
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KANEGURA / 伖
絶品の牛肉に悶絶。ここは穴場中の穴場だ!
伖、、、なんて読むの?笑
”カネグラ”と読み、意味は金銀や財宝を入れておく蔵なんて意味だそうです。
今回は、この言葉を屋号に据えた、京都の肉居酒屋『KANEGURA (伖)』をご紹介してまいりましょう。
由来は、仕掛け人である伊藤氏と抜木氏の偏(へん)と旁(つくり)をとって名付けられたそうです。
ちなみに、伊藤氏とは京都にある肉割烹の「にくの匠... More
田中華麺飯店
ごますり上手の担々麺!?
北九州市にある黒崎の中華料理店『田中華麺飯店』を訪ねます。
コンセプトは、元気のでる中華。もちろん美味しい食事で元気をということだろうが、そのコンセプトは空間やメニューにもしっかりと反映されております。例えば、店舗の張り紙とかメッセージのテンションが楽しいのだ。名物メニューである担々麺のネーミングも実に面白い。その名もずばり、、
ごますり上手の担々麺!
ただの面白さだけでなく、もちろん味もばっちりと美味しい。胡麻をするのもきっちりお上手で、濃厚でクリーミーなシルエットになっております。それでいて、最後まで飲み干せるほど、塩分と辛味のバランスが良い優しい味わいになっております。旨味がグッと詰まった肉味噌も抜群で、これがスープのインパクトを見事に増強しております。これは美味い。
ちなみに、餃子も専門店顔負けのクオリティー。大きめなサイズで皮のもっちりとサクサクが同居する餃子。肉の風味をメインに種のレベルも非常に高い。
シェフには、この担々麺を黒崎の名物にしたいという想いがあるよう。また、市がすすめる給食事業にも参画するなど、個人だけでなく町全体を元気にしたいという気持ちがビシビシと伝わってまいります。
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信濃屋/ Shinanoya
唯一無二の食感。ころうどんって何だ!?
ころうどんって何だ!?
愛知県や岐阜県あたりで食べられている、冷たいうどんのこと。誕生の舞台となったのは、岐阜県の多治見市内にある老舗『信濃屋』。1930年に名古屋で創業したが、空襲の時期に多治見に疎開している。信濃屋が歩いた轍にそのまま「ころうどん」の食文化が根付いているようです。発祥の店という栄誉にふさわしい昭和レトロな雰囲気も味がありますが、店内の撮影NGなので、ぜひご自身の目で確認してみてください。
唯一無二の食感の持ち主!
信濃屋のころうどん、只の冷たいうどんではない。その食感にきっと驚くことでしょう。滑らかで口の中でとろけていくようなアタックに始まり、その先にむっちりとしたコシが待っているのだ。2時間ほども手でこねて、1時間ほども茹でるそうで、このあたりに秘密がありそうです。こんな食感のうどんはかつて出会ったことはありません!
冷たいつゆは、鰹出汁をベースにしたもので、醤油の辛さも甘さも目立ちすぎない絶妙な塩梅。しかも、途中でも濃くも薄くも調整してくれるようです。ちなみに、ころは漢字で香露と書くそうですが、その通りに出汁がほのかに香ります。薬味の生姜や胡麻の活躍も見逃せません。
まだまだお初な体験が残っていたとは。。。笑 素晴らしい食体験になりました。ご馳走様です。
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手打ちそば 梅蕎麦 / Teuchisoba Umesoba
なんだ、この極細のせいろは!!
山形市内にある老舗蕎麦屋『手打ちそば 梅蕎麦』を訪ねます。その創業は江戸末期、現在は4代目が暖簾を守ります。山形駅から少し離れた住宅街の中にあるが、それでも待ちができるほどの人気。この結果は、きっとご主人の向上心の強さに他ならない。
ご主人は、老舗の看板にただ頼るのではなく、東京の名店「神田まつや」で修行を重ねた人物。この時に手打ちの技術を学び、機械製麺から切り替えたそうだ。そして、そのこだわりの強さは、唯一無二のシルエットとして帰結している。とにかくそばが驚くほど極細なのだ。これによって触れる表面積が拡大し、十割ならではの風味を爆発的に口の中に広げていきます。塩などで食べても十分満足感が高いが、同じ理由でつゆとの絡みもばっちりなので、それはそれでやはり美味しい。
人気は二色せいろで、この極細のせいろと季節のそばがセットで楽しめる。ちなみに、この季節のそばは茶切りでございました。蕎麦だけ十分だったが、グルメ的な向上心の塊のミトミえもんは天麩羅もオーダー。火入れの具合がよく、特にレアレアな海老のシルエットは技術の高さの証拠だ。この様子なら、きっとどんなメニューを食べても満足できることでしょう。
ご馳走様でした。
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丸祇羅 / マルマサラ
どこか異国情緒も漂うディープスポット、横浜の福富町。昼時は少し寂しい雰囲気もありますが、この店だけはいつも賑やかな様子を見せております。2018年に開業し、間借りの営業を経て同地にオープンしたカレーショップ『丸祇羅(マルマサラ)』。
外階段を3階まで上がったところにあるが、その階段に連日行列ができる人気店でございます。木のぬくもりがある店内に全員が着席すると始まるプレゼンテーション。このプレゼンが上手すぎて、全てのメニューが魅力的に見えるという罠。笑 すっかり注文を積み上げて、ランチのカレー3550円もかかっちゃいました。しかし、これに十分見合うパフォーマンスを見せてくれます。
いろいろ頼んだこともありますが、スパイスカレー的な華やかな盛り付けで登場。どれも非常に個性的で、新しい体験ができること間違いなし。以下、詳細をご覧ください。
「ポークカレー」デフォルトのカレーで、ポークがゴロゴロ。これをベースにトッピングを組み合わせていくのだ。
「海老と桃のセミドライ」レアメニューのスペシャルカレー。桃の甘味と海老の旨味が不思議なほど相性よし。
「カキエビカレー」人気ナンバーワンとの触れ込み。牡蠣と海老の旨みがほとばしる!
「ホタテアチャール」常連さんとスタッフに人気という触れ込み。干し海老の存在なんかも含めて、アクセント越えしたアクセント。
「スパイス蕎麦」平日限定という触れ込み。これは新しい蕎麦の食べ方だ。
「アイスチャイ」
ご馳走様でした。
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手打ちうどん まつ奈
名物は、野菜鳥肉汁うどん。
埼玉県の浦和エリアにあるうどん店『手打ちうどん まつ奈』を訪ねます。
場所柄、武蔵野うどんと言われることが多いようですが、これとは異なるうどんを提供しております。適度な喉越しと風味を増すために熟成期間を設けており、前日の夕方から仕込みを始めるというこだわりっぷり。その結果、一体どんなうどんに仕上がっているのでしょう。肌触りはつるんとしたもので、食感は表面が柔らかく、芯に近づくほどにコシがあるようなイメージ。讃岐うどんと武蔵野うどんの良いとこ取りといったとことでしょうか。名物の「野菜鳥肉汁うどん」を頂きましたが、つけ汁には野菜と鶏肉がたっぷりの具沢山。鰹出汁が効きつつも優しい風合いなので、うどんの風味が損なわれることがありません。派手さはないですが、落ち着いた美味しいうどんでございました。ご馳走様です。
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とんかつ 和栗
日吉の人気とんかつ店。名店の暖簾分け!
日吉駅前の商店街の中にあるとんかつ店『とんかつ 和栗』へ。
蒲田の名店であるとんかつ檍の暖簾分け。いまや出店ラッシュの止まらない檍グループだが、最初の支店である大門店のオープンより前に開業しております。暖簾や時計など、修行先からの贈答品が並んでおり、師弟愛もしっかりと伝わってまいります。
料理の方向性もまた同じベクトルを向いているようで、例えば、千葉県が誇る林SPFポークも同じなら、リブロースなどの厚切りロース押しなのも同様だ。ちなみに今回いただいたのは「特上ロースかつ定食」。厚みのあるシルエットもまた遺伝子を感じさせるポイントの1つ。ロースの脂部分は控えめで、火入れはしっかりめでありながら、肉の旨味だけで勝負できるような肉質です。
肉自体の旨味の強さもあって、調味料は塩で食べるのがおすすめ。それでも3種類あるので、変化も十分に楽しめると思います。豚汁も美味しいし、小鉢の豚の料理も美味い。どこまでも豚肉の旨味と向き合えるお料理でございました。ご馳走様です。
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KANEGURA / 伖
絶品の牛肉に悶絶。ここは穴場中の穴場だ!
伖、、、なんて読むの?笑
”カネグラ”と読み、意味は金銀や財宝を入れておく蔵なんて意味だそうです。
今回は、この言葉を屋号に据えた、京都の肉居酒屋『KANEGURA (伖)』をご紹介してまいりましょう。
由来は、仕掛け人である伊藤氏と抜木氏の偏(へん)と旁(つくり)をとって名付けられたそうです。
ちなみに、伊藤氏とは京都にある肉割烹の「にくの匠... More