本手打ちうどん庄司 / Honteuchi Udon Shoji
すったてうどんって何だ!?
埼玉エリアで親しまれる、夏の家庭料理の1つ。味噌と胡麻ベースの冷たいスープに、茗荷や胡瓜などの夏野菜をどっさり乗せたうどんのこと。いわゆる冷汁のことだが、特に川島町地域における呼称なんだとか。ちなみに、語源は”すりたて”が訛ったもの。今回はその川島町地域にある人気うどん店『本手打ちうどん庄司』で、ご当地うどんを楽しませていただきます。
提供期間は5月から9月の夏限定。味噌、胡麻、夏野菜の組み合わせは、栄養バランスが良く、また食欲のなくなる暑い夏にも食べやすいように生まれたそうだ。確かに夏にぴったりな涼しげなアウトプット。八丁味噌が作るコクや酸味が強いが、冷えていることがしつこさを軽減しております。さらに、夏野菜をスープに投入すると、それぞれのアイテムが作る爽やかさが際立っていきます。細切れになっているので常に爽やかさの中でうどんを楽しめることができるようになっているのも面白い。
うどんも埼玉エリアの名物である武蔵野うどんと合わせたもの。県産小麦だけを使ったもので、全粒粉の小麦の風味が目立ちます。食感については武蔵野うどんらしい強い弾力が特徴だが、ゴツゴツとした口当たりではなく、つるんとした口当たりなのが個性的。これだけの存在感のあるうどんとも戦える冷汁の強さも再確認。すったてうどんで元気いっぱい。ご馳走様でした。
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きっちん紅屋 / Kitchen Beniya
唯一無二の夢ピラフ?!
1977年創業、老舗洋食店『きっちん紅屋』を訪ねます。シェフと奥様で迎えてくれるお店で、温かみのある空気感が料理にもきっちり反映されております。
それが名物の「紅屋の夢ピラフ」だ。
日本全国どこにもないオリジナルと豪語するが、きっと間違いないだろう。夢たる所以は分かりませんが、美しいオレンジ色のシルエットのピラフになっております。正体は人参で、おのバランスはお米と半分半分ほどなんだとか。なんだか子供に野菜を食べさせたい工夫した料理のようにも映ります。笑 実際に、人参には油とガーリックの香りがほんのりと移り、美味しい人参に仕上がっております。中央にある牛肉の脂分の強さも良いアクセントになっております。
もう1つ、紅屋自慢の「オニオングラタンスープ」もご紹介しておきましょう。普通に美味しいスープで、玉葱の甘みをパンが完全に吸収し、とろけたシルエットがとろみのように旨味を広げます。チーズのコクもいい感じ。
お腹ともに心も満たされる、そんな洋食店でございました。ご馳走様です。
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富麗華キッチン / Fureika Kitchen
恐るべし、麻布台ヒルズ。恐るべし、富麗華。
巨大複合施設の麻布台ヒルズの食料品売り場「麻布台ヒルズマーケット」へ。
2つの意味で日本一”高い”ビルディングだけに、そこに入るブランドたちにも全くの隙がない。日本が誇る名店達が名を連ねておりますが、中華料理の惣菜を担当するのが中国飯店グループ。その1つである富麗華の名前を冠した、その名もすばり『富麗華キッチン... More
森彦 / Morihico
森彦の原点、ここにあり。
現在10店舗ものカフェを抱える「MORIHICO.」グループ。
どの店舗もコンセプチャルで、人々の心を掴む”何か”を持っています。その原点となるのは札幌の円山地区にあるカフェ。1996年、古民家をリノベーションした建物はまるで物語から飛び出してきたよう。蔦の絡まる赤のトタン屋根、小さな階段の上にある隠れ家的なカフェスペースなど、一瞬のうちに心を掴まれてしまいます。なんとゆっくり時間が流れていくのだろう。
自家焙煎による珈琲も人気だが、自家製のデザートもまた人気。その中でも名物的な位置付けにあるのが「ガトーフロマージュ」。北海道産のチーズをふんだんに使ったもので、そのコクと生クリームのほんのりとした甘さが特徴。土台にはタルト生地が敷かれており、その食感と塩気がアクセントになっております。これは美味。
森彦の原点の味、すっかり堪能させていただきました。ご馳走様です。
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カプセルモンスター / CAPSULE MONSTER
何が出てくる!?カプセルモンスター!
こんなところに人気パティスリーが!?
そんな風に訝しんでしまうような古いマンションの中に、札幌屈指の人気パティスリー『カプセルモンスター (CAPSULE MONSTER)』はある。マンションのインターフォンを押して入店、503号室にはテイクアウトの、507号室にはイートインのカフェスペースが広がります。味のあるマンションが作り出すレトロモダンな空間が、まるでカプセルを開ける時と同じようなワクワク感を作っております。
カプセルから飛び出してきたのは、、、
「フレジェ」
カプセルモンスターが誇る人気メニューの1つ。まずは目を引くのはその鮮やかさでしょう。苺を含めた赤が映えるビッジュアルになっております。特筆すべきがカスタードベースのバタークリームで、その濃厚さが満足感をグッと引き上げます。まるで、超濃厚なショートケーキを食べたかのような印象。苺自体の美味しさもポイントです。
「モンストル」
やはり濃厚でコクのあるバタークリームが秀逸で、全体の味を引き上げます。ピスタチオの生地や種入りのフランボワーズのジャムが味わいを決定づけております。うーん、美味しい。
他にも焼き菓子なども有名で、魅力的な商品がいっぱい。なるほど、ここは美味しいスイーツのカプセルモンスターというわけだ。
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川端道喜 / Kawabata Douki
京都でも指折りの老舗和菓子屋『川端道喜』へ。
その歴史がすごい。創業は1503年、なんと室町時代にまで遡る。ただ古いだけでなく、相当な来歴の持ち主だったりも。皇室御用達として餅屋として知られており、室町時代から明治の治世まで毎日餅を届け続けたんだとか。そんな歴史を初代から16代になるまで継続してきたことに狂気すら感じます。笑
どれだけ敷居の高いお店なのだろうと意気込んでいきましたが、実にシンプルな店構え。目印も”どうき”の文字が入った暖簾だけ。店内もただの受け取り所のようになっております。むしろこのスタンスこそが、長く続いた秘訣なのでしょうね。
代名詞となるのは粽(ちまき)。
笹の葉で巻かれた円錐型に束ねたシルエットで提供されます。種類は「水仙粽」と「羊羹粽」の2つ。前者は、吉野葛と砂糖のみで作られていてシンプルなもの。ぷるっともっちりした食感が心地よく、口の中では上品な甘さが広がります。笹の香りが粽を引き立てる重要な役割を果たします。後者も全体的な印象は同じだが、これまた上品な餡の味わいが特徴です。ただ歴史的なものではなく、きっちり美味しい和菓子でございました。
ご馳走様です。
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信州屋 渋谷店 / Shinsyuya Shibuya brunch
名物の冷しねりごまそばが癖になる!
渋谷にある立ち食いうどんの『信州屋』を訪ねます。
立ち食いそばというと忙しいサラリーマンを想像してしまいますが、若者の街である渋谷の駅前に位置しております。創業は1986年と歴史は古く、開発が進む渋谷にあって昭和の風情をしっかりと残しております。屋号にもなっているように、言州そばを打ちたて、揚げたて、茹でたてで提供しているのが特徴です。立ち食いそばにあって、そのこだわりの強さは大きな強みといえましょう。
さらに、定番だけでなくオリジナルメニューも充実していることも魅力。その中にあって名物とされるのが「冷しねりごまそば」だ。そばの上にはたっぷりのネギと胡麻だれ。胡麻だれは濃厚で風味たっぷりだが、しつこくないのも好感度が高い。辛さとシャキシャキ食感が癖になるネギのおかげもあるでしょう。蕎麦自体には3つの"たて"の宣伝文句に違わず、コシも風味もあって安定感あり。
全体としてレベルが高く、何よりもこれがワンコイン以下(430円)というのに驚きます。間違いなく立ち食いそば界でトップクラスのお店の1つでしょう。ご馳走様でした。
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バール アリメンターリ ダニエラ / BAR ALIMENTARI DANIELA 世田谷の住宅街にあるイタリアン『バール アリメンターリ ダニエラ (BAR ALIMENTARI DANIELA)』を訪ねます。 全体的にイタリアンのトーンでありつつ、どこか可愛らしい雰囲気。テラス席なんかは特にそんな印象で、ペットの同伴なんかもオッケーなんだとか。目の前が完全に住宅ではあるけれども。笑 同店は、六本木の「ラスフォリーナ」、外苑前の「エミリア」などと姉妹店。エミリアなどは手打ちのパスタが評判ですが、世田谷の姉妹店も同じ魅力を持ち合わせております。 パスタが美味い! 「タヤリン」 目の前ですった黒トリュフをかけて。姉妹店のエミリアでも名物的な位置付けですが、この卵を練り込んだ極細パスタが美味いんだ。乳化したバターソースがねっとりと絡みつき、濃厚な味わいを演出。香りの豊かなトリュフがいいアクセントになっております。 「からすみのコルドネッティ」 コルドネッティとは、ボローニャ地方の手打ち卵入りのパスタのこと。レモンパスタと言っていいほど、爽やかな酸味をぐっと効かせております。からすみは旨味と塩気を与えてくれますが、パン粉を一緒にまぶすことで、その力が倍増しているような印象。パスタの温度でからすみが溶け出して、パン粉がその旨味を吸収しております。トマトの違った角度の酸味もいいアクセント。 前菜やメインもデザートも! 「川場村ブラータチーズのカプレーゼ」チーズのコクが深い。バジルのアクセントも最高。 「福岡県産”ふるの牛”と黒トリュフのカルパッチョ」クリアな旨味のお肉に、塩気とオリーブオイルの香り 「ひな鳥モモ肉ロースト... More
一幸庵 / Ikkoan
日本が世界に誇る和菓子職人による、絶品わらび餅。
日本が世界に誇る和菓子職人、水上力氏。
小石川にある老舗和菓子店『一幸庵』のご主人でございます。創業は1977年まで遡ります。和菓子はもちろんのこと、ジャンルの垣根を超えて、洋菓子のパティシエたちにも一目置かれる存在。美しいものの前では、ジャンルなど些細なことなのでしょう。その芸術的なアウトプットは誰しもが魅了されます。さらには、和菓子離れに危機感を持ち、国内外で和菓子を啓蒙するプロジェクトに参加するなど、業界にとって重要なポジションを担っております。
看板メニューは「わらび餅」。
餅の滑らかさは超絶で、みずみずしいという言葉が最もしっくりきます。口当たりも柔らかく、こしあんの柔らかさとも一致するよう。それだけに一体感も素晴らしく、1つの個体のように感じられるほど。ここに香り高い黒須きなこをたっぷりとまぶせば出来上がり。まさしくこれは名人芸だ。
もう1つ手土産にもぴったりな「あざぶ最中」をご紹介。皮と餡が別々に包装されており、我々にも一手間作業が必要なお菓子だが、それによって得られる名っとも大きい。直前にあわせるので皮のサクサク感と香ばしさがビビッドに感じられ、その先に粒あんの程よい甘さが広がっていくという設計です。最中の形が4等分しやすい設計になっていてシェアしやすいのも魅力。
さすが、日本が世界に誇る和菓子職人の作品でございました。
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トウキョウ バワン / TOKYO BHAVAN
飯田橋に誕生した、新しいダバインディア系。
2023年4月、南インド料理の火付け役とも言われた「ダバインディア」が暖簾を下ろした。
同店は南インド料理のブームを作っただけではなく、ダバインディア系とされる多くの出身者を輩出しております。今回はその1つである飯田橋の『TOKYO... More