富麗華キッチン / Fureika Kitchen
恐るべし、麻布台ヒルズ。恐るべし、富麗華。
巨大複合施設の麻布台ヒルズの食料品売り場「麻布台ヒルズマーケット」へ。
2つの意味で日本一”高い”ビルディングだけに、そこに入るブランドたちにも全くの隙がない。日本が誇る名店達が名を連ねておりますが、中華料理の惣菜を担当するのが中国飯店グループ。その1つである富麗華の名前を冠した、その名もすばり『富麗華キッチン... More
森彦 / Morihico
森彦の原点、ここにあり。
現在10店舗ものカフェを抱える「MORIHICO.」グループ。
どの店舗もコンセプチャルで、人々の心を掴む”何か”を持っています。その原点となるのは札幌の円山地区にあるカフェ。1996年、古民家をリノベーションした建物はまるで物語から飛び出してきたよう。蔦の絡まる赤のトタン屋根、小さな階段の上にある隠れ家的なカフェスペースなど、一瞬のうちに心を掴まれてしまいます。なんとゆっくり時間が流れていくのだろう。
自家焙煎による珈琲も人気だが、自家製のデザートもまた人気。その中でも名物的な位置付けにあるのが「ガトーフロマージュ」。北海道産のチーズをふんだんに使ったもので、そのコクと生クリームのほんのりとした甘さが特徴。土台にはタルト生地が敷かれており、その食感と塩気がアクセントになっております。これは美味。
森彦の原点の味、すっかり堪能させていただきました。ご馳走様です。
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カプセルモンスター / CAPSULE MONSTER
何が出てくる!?カプセルモンスター!
こんなところに人気パティスリーが!?
そんな風に訝しんでしまうような古いマンションの中に、札幌屈指の人気パティスリー『カプセルモンスター (CAPSULE MONSTER)』はある。マンションのインターフォンを押して入店、503号室にはテイクアウトの、507号室にはイートインのカフェスペースが広がります。味のあるマンションが作り出すレトロモダンな空間が、まるでカプセルを開ける時と同じようなワクワク感を作っております。
カプセルから飛び出してきたのは、、、
「フレジェ」
カプセルモンスターが誇る人気メニューの1つ。まずは目を引くのはその鮮やかさでしょう。苺を含めた赤が映えるビッジュアルになっております。特筆すべきがカスタードベースのバタークリームで、その濃厚さが満足感をグッと引き上げます。まるで、超濃厚なショートケーキを食べたかのような印象。苺自体の美味しさもポイントです。
「モンストル」
やはり濃厚でコクのあるバタークリームが秀逸で、全体の味を引き上げます。ピスタチオの生地や種入りのフランボワーズのジャムが味わいを決定づけております。うーん、美味しい。
他にも焼き菓子なども有名で、魅力的な商品がいっぱい。なるほど、ここは美味しいスイーツのカプセルモンスターというわけだ。
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川端道喜 / Kawabata Douki
京都でも指折りの老舗和菓子屋『川端道喜』へ。
その歴史がすごい。創業は1503年、なんと室町時代にまで遡る。ただ古いだけでなく、相当な来歴の持ち主だったりも。皇室御用達として餅屋として知られており、室町時代から明治の治世まで毎日餅を届け続けたんだとか。そんな歴史を初代から16代になるまで継続してきたことに狂気すら感じます。笑
どれだけ敷居の高いお店なのだろうと意気込んでいきましたが、実にシンプルな店構え。目印も”どうき”の文字が入った暖簾だけ。店内もただの受け取り所のようになっております。むしろこのスタンスこそが、長く続いた秘訣なのでしょうね。
代名詞となるのは粽(ちまき)。
笹の葉で巻かれた円錐型に束ねたシルエットで提供されます。種類は「水仙粽」と「羊羹粽」の2つ。前者は、吉野葛と砂糖のみで作られていてシンプルなもの。ぷるっともっちりした食感が心地よく、口の中では上品な甘さが広がります。笹の香りが粽を引き立てる重要な役割を果たします。後者も全体的な印象は同じだが、これまた上品な餡の味わいが特徴です。ただ歴史的なものではなく、きっちり美味しい和菓子でございました。
ご馳走様です。
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#japan... More
信州屋 渋谷店 / Shinsyuya Shibuya brunch
名物の冷しねりごまそばが癖になる!
渋谷にある立ち食いうどんの『信州屋』を訪ねます。
立ち食いそばというと忙しいサラリーマンを想像してしまいますが、若者の街である渋谷の駅前に位置しております。創業は1986年と歴史は古く、開発が進む渋谷にあって昭和の風情をしっかりと残しております。屋号にもなっているように、言州そばを打ちたて、揚げたて、茹でたてで提供しているのが特徴です。立ち食いそばにあって、そのこだわりの強さは大きな強みといえましょう。
さらに、定番だけでなくオリジナルメニューも充実していることも魅力。その中にあって名物とされるのが「冷しねりごまそば」だ。そばの上にはたっぷりのネギと胡麻だれ。胡麻だれは濃厚で風味たっぷりだが、しつこくないのも好感度が高い。辛さとシャキシャキ食感が癖になるネギのおかげもあるでしょう。蕎麦自体には3つの"たて"の宣伝文句に違わず、コシも風味もあって安定感あり。
全体としてレベルが高く、何よりもこれがワンコイン以下(430円)というのに驚きます。間違いなく立ち食いそば界でトップクラスのお店の1つでしょう。ご馳走様でした。
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バール アリメンターリ ダニエラ / BAR ALIMENTARI DANIELA 世田谷の住宅街にあるイタリアン『バール アリメンターリ ダニエラ (BAR ALIMENTARI DANIELA)』を訪ねます。 全体的にイタリアンのトーンでありつつ、どこか可愛らしい雰囲気。テラス席なんかは特にそんな印象で、ペットの同伴なんかもオッケーなんだとか。目の前が完全に住宅ではあるけれども。笑 同店は、六本木の「ラスフォリーナ」、外苑前の「エミリア」などと姉妹店。エミリアなどは手打ちのパスタが評判ですが、世田谷の姉妹店も同じ魅力を持ち合わせております。 パスタが美味い! 「タヤリン」 目の前ですった黒トリュフをかけて。姉妹店のエミリアでも名物的な位置付けですが、この卵を練り込んだ極細パスタが美味いんだ。乳化したバターソースがねっとりと絡みつき、濃厚な味わいを演出。香りの豊かなトリュフがいいアクセントになっております。 「からすみのコルドネッティ」 コルドネッティとは、ボローニャ地方の手打ち卵入りのパスタのこと。レモンパスタと言っていいほど、爽やかな酸味をぐっと効かせております。からすみは旨味と塩気を与えてくれますが、パン粉を一緒にまぶすことで、その力が倍増しているような印象。パスタの温度でからすみが溶け出して、パン粉がその旨味を吸収しております。トマトの違った角度の酸味もいいアクセント。 前菜やメインもデザートも! 「川場村ブラータチーズのカプレーゼ」チーズのコクが深い。バジルのアクセントも最高。 「福岡県産”ふるの牛”と黒トリュフのカルパッチョ」クリアな旨味のお肉に、塩気とオリーブオイルの香り 「ひな鳥モモ肉ロースト... More
トウキョウ バワン / TOKYO BHAVAN
飯田橋に誕生した、新しいダバインディア系。
2023年4月、南インド料理の火付け役とも言われた「ダバインディア」が暖簾を下ろした。
同店は南インド料理のブームを作っただけではなく、ダバインディア系とされる多くの出身者を輩出しております。今回はその1つである飯田橋の『TOKYO... More
カプセルモンスター / CAPSULE MONSTER
何が出てくる!?カプセルモンスター!
こんなところに人気パティスリーが!?
そんな風に訝しんでしまうような古いマンションの中に、札幌屈指の人気パティスリー『カプセルモンスター (CAPSULE MONSTER)』はある。マンションのインターフォンを押して入店、503号室にはテイクアウトの、507号室にはイートインのカフェスペースが広がります。味のあるマンションが作り出すレトロモダンな空間が、まるでカプセルを開ける時と同じようなワクワク感を作っております。
カプセルから飛び出してきたのは、、、
「フレジェ」
カプセルモンスターが誇る人気メニューの1つ。まずは目を引くのはその鮮やかさでしょう。苺を含めた赤が映えるビッジュアルになっております。特筆すべきがカスタードベースのバタークリームで、その濃厚さが満足感をグッと引き上げます。まるで、超濃厚なショートケーキを食べたかのような印象。苺自体の美味しさもポイントです。
「モンストル」
やはり濃厚でコクのあるバタークリームが秀逸で、全体の味を引き上げます。ピスタチオの生地や種入りのフランボワーズのジャムが味わいを決定づけております。うーん、美味しい。
他にも焼き菓子なども有名で、魅力的な商品がいっぱい。なるほど、ここは美味しいスイーツのカプセルモンスターというわけだ。
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富麗華キッチン / Fureika Kitchen
恐るべし、麻布台ヒルズ。恐るべし、富麗華。
巨大複合施設の麻布台ヒルズの食料品売り場「麻布台ヒルズマーケット」へ。
2つの意味で日本一”高い”ビルディングだけに、そこに入るブランドたちにも全くの隙がない。日本が誇る名店達が名を連ねておりますが、中華料理の惣菜を担当するのが中国飯店グループ。その1つである富麗華の名前を冠した、その名もすばり『富麗華キッチン... More
玄水 / Gensui
蕎麦仙人が提唱する古式蕎麦って何だ!?
これは、名古屋にある蕎麦の名店『玄水』が提唱する蕎麦だ。日本の蕎麦は収穫量の増加を目指して品種改良を繰り返し、その土地ごとに育てられてきた在来種が減少した歴史があります。その中でもわずかに生き残った在来種にこだわった蕎麦、それが古式蕎麦なのです。
これを体現するのは、名古屋で蕎麦仙人とも称される高橋長次郎氏。蕎麦を打つこと40年以上の大ベテラン。蕎麦における全ての”なぜ”に答えてくれるので、蕎麦へのピントが鮮明になってまいります。そんな仕入れたての知識も織り交ぜつつ、ラン限定の「蕎麦三昧」コースをご紹介させていただきます。
「先付」
蛍烏賊の西京味噌和え
「八寸」
鴨炙り、板わさ、あん肝の旨味、自家製湯葉豆腐、焼き味噌。ちなみに、蕎麦前に置いて焼き味噌は定番だが、これは醤油が登場するまでは味噌で食べた名残なんだとか。
「そばがき」
祖谷在来種。徳島県の祖谷村の蕎麦だが、この土地は日本三大秘境といわれているそう。隔絶した立地がゆえに在来種が生き残ったのでしょうか。厳しい気候は蕎麦にとってはポジティブで、まろやかな風味と甘味が魅力なんだとか。なるほど、出来立てならではのテクスチャーのそばがきからは十分な甘味が匂い立ちます。美味い。
ここから天麩羅。専門店顔負けのカラッとした仕上がりが魅力。特に皮付きの新じゃがなど、皮をカリカリに油で焼き上げ、中はホクホクに仕上げる。
「海老頭」
「車海老」
「原木椎茸」
「新じゃが」
「牡蠣」
「タラの芽」
ここから蕎麦。なんと4種類も続きます。もちろんその全てが在来種。しかも、蕎麦によって全て水の硬度を変えて打つという徹底っぷり。その土地のテロワールを引き出すのには、そこの水が一番良いに決まってるからと。確かにそうだが、言うは易し行うは難し。さすが蕎麦仙人だ。
「伊吹在来種」
日本のルーツとされる在来種。香りの強さと野生味のある味わいが特徴。
「丸岡在来種」
在来種の中では一番メジャーだろう。福井県が誇る在来種で、香りも食感も粘りもかなり強い。
「椎葉在来種」
在来種というだけで希少だが、その中でもさらに希少という在来種。年間たったの3トンしか生産がないのだとか。粘りも弾力も何もかも強い。
「比和在来種」
広島県産の在来種を鬼おろしにて。
これらの蕎麦と合わせる選択肢も多く用意される。キリリと鰹が効いた出汁、脂も落ちて濃厚な味わいの鴨汁、さらには大根の絞り汁の3種類。もちろん塩や山葵でシンプルに食べるのもよし。ちなみに、蕎麦は最初は大根の絞り汁で食べる文化だったそうで、その体験も味わえます。薬味にネギが参加していないのも特徴ですが、ネギはもともと冷蔵庫のない時代の臭い消しの役割だったのだとか。つまり、ネギは蕎麦の風味までも奪ってしまうから使用しないそうです。本当に勉強になります。ご馳走様でした。
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