Foodle
I visited my favorite Nagoya Japanese restaurant, Kojitsu.On this day, I joined a gathering of four with special guests! Let’s savor the flavors of Kojitsu in mid-June, just as the rainy season has begun.For drinks, we enjoyed the usual pairing with the lovely owner’s sake cups.◯ Kido Natsu no Shippu A refreshing and sweet cold sake with a mineral... More
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【蛤料理 うえむら】
蛤の名産地といえば?
この問いに、多くの食通が真っ先に挙げるのが三重県桑名市だろう。江戸時代から「その手は桑名の焼き蛤」と洒落にされてきたほど、桑名の蛤は昔から全国区の名物だった。その理由は、やはり育ちの良さにある。木曽川、長良川、揖斐川という三つの大きな川が運ぶ山の栄養と、伊勢湾の海の旨味が交わる場所。いわば、川と海のいいとこ取りをして育つのが桑名の蛤なのだ。だから身はふっくらと厚く、噛めば甘味がじゅわっと広がり、後味には澄んだ磯の香りが残る。
そんな桑名の蛤を味わう名店として、今もっとも注目を集める一軒が『蛤料理... More
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【Salaam Curry】
群馬・伊勢崎のロードサイドに、異国の空気をまとって現れる一軒家カレー店『Salaam Curry』。2021年1月のオープン以来、地元のみならず県外のカレーフリークたちまで惹きつける人気店だ。店名の“Salaam”は、平和や安らぎを意味する挨拶の言葉。
工場文化とともに多国籍なコミュニティを育んできた伊勢崎という街には、昔から南アジアや中東の食文化が自然と根付いている。その土地柄を背景に、ハラール対応を徹底しながら、インド出身シェフによる本格的なスパイス料理を、誰でも親しみやすい形へ落とし込んでいる。エキゾチックな内装や広々した空間も含めて、“食事”だけではなく“異文化体験”まで提供しようという意志が見えてくる。
いただいたのは「サラームセット」。選んだカレーは「バターチキン」と「チキンハイデラ」、さらに単品で「カシミールカレー」を追加。
まず「バターチキン」。トマトの酸味と生クリームのコクを軸にした王道スタイルだが、重たさよりも滑らかさを意識した仕上がり。甘さを前面に押し出しすぎず、スパイスの香りをちゃんと残しているのが好印象だ。焼きたての「ナン」を浸せば、バターの香りと小麦の甘みが重なり、安心感のある美味しさへ着地する。
対して「チキンハイデラ」は、ぐっとスパイス感を強めた一皿。ココナッツの丸みを感じさせながら、後半にじわっと辛味が伸びてくる。濃厚なのに後味は重すぎず、鶏肉の旨味もしっかり。汗をかきながら食べ進めたくなるタイプのカレーだ。
そして単品で頼んだ「カシミールカレー」。これがかなり印象的。黒に近い深褐色のルーは、見た目からして只者ではない。スパイスの焙煎感、玉葱の甘み、舌に積み重なる辛味。その全部が混ざり合いながら、単なる激辛では終わらせない奥行きを作っている。刺激で押すというより、香りで食わせるタイプ。
「ナン」は表面が香ばしく、中はもっちり。甘さに寄せすぎないので、カレーの輪郭をきちんと受け止める。セットの「シシカバブ」や「タンドリーチキン」もスパイスの香りが心地よく、サラダやサフランライスまで含めて、最後まで食べ疲れしない構成だ。
本格的なスパイス感を持ちながら、日本の日常へ自然に溶け込ませる『Salaam... More
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【六助うどん】
埼玉県北部、本庄の街道沿いに店を構える、長く地元に根付く武蔵野うどんの人気店『六助うどん』。広めの駐車場が埋まり、店内まで人で埋まる。その光景だけで、この店がどれだけ必要とされているかが伝わってくる。地元の日常に溶け込みながら、遠方のうどん好きまで引き寄せてしまう。そんな力を持った一軒だ。
ここで味わえるのは、武蔵野うどんのお手本のような一杯。麺は極太で、不揃いな表情もまた魅力。啜るというより、噛み締める食べ物で、小麦の密度をワシワシと感じさせる。まず「肉うどん(つけ)」は、そのポテンシャルを最もわかりやすく伝えてくれる。辛口のつけ汁に豚肉の脂が溶け込み、剛麺を真正面から受け止める。甘さに頼らず、醤油の輪郭と脂の旨味で食わせる設計がいい。噛むたびに小麦と肉の旨味が膨らみ、武蔵野うどんの魅力がストレートに伝わってくる。
「カレーうどん(かけ)」も印象的。熱が入ることで武蔵野うどん特有のゴワつきが少しやわらぎ、モチッとした食感が前に出る。カレーはスパイスで押すというより、出汁の旨味を土台にしたうどん屋らしい味わい。とろみの奥からじわっと和の香りが広がり、気づけば丼の底が見えている。
そして、忘れてはいけないもうひとつの名物が「カツ丼」。うどん屋らしく出汁の旨味を含んだ甘辛ダレがカツに染み込み、玉子のまろやかさと重なっていく。衣はしっとりしながらも、揚げの香ばしさをきちんと残す。タレカツ的な力強さに、出汁の奥行きが加わるのがいい。うどん屋のサイドメニューというより、しっかり主役級の存在感。
小麦の力を真正面から味わわせる麺に、出汁と醤油の輪郭で支えるつけ汁やカレー、そしてカツ丼。どれも腹を満たすだけでなく、記憶に残るだけの説得力がある。長く地元に愛されてきた理由は、この実直な美味しさの積み重ねにあるのだろう。本庄までわざわざ車を走らせる価値がある。そんな武蔵野うどんの一軒だ。ご馳走様でした。
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【日本料理 晴山】
三田の名店『日本料理 晴山』。ここには季節ごとに“帰ってくる理由”が用意されている。
春の定番、「蛤うどん」。蛤の旨味を凝縮した出汁に、しなやかな稲庭うどん。そこに西京味噌で漬けた唐墨を重ねることで、旨味に厚みと奥行きを与える。それでいて後味は驚くほど軽やかで、柚子の香りが全体をすっとまとめ上げる。毎年繰り返される一杯だが、その完成度は最初から揺るがない。そして「筍の牛巻き」。甘辛いタレをまとった牛肉の脂の甘さに、みずみずしい筍の食感。この組み合わせが抜群にいい。木の芽の香りが加わることで、一皿が春の景色として完成する。
「車海老とひろっこ... More
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【エラボラーチョ 大名店】
福岡・大名の夜に、緑のネオンとメキシカンなオブジェが目印の『エルボラーチョ 大名店』へ。店名のエルボラーチョとは、スペイン語で“酔っ払い”の意味。なんとも陽気で、なんともこの店らしい名前だ。2002年に大名でオープンした1号店で、一人でも多くの日本人に本物のメキシコ料理を食べてもらいたいという想いから始まった一軒。店が掲げるのは、“日本国内でメキシコ旅行”。なるほど、壁の装飾、カラフルな電飾、酒場の熱気まで含めて、扉を開ければそこはメキシコの空気。パスポートは不要、必要なのは胃袋と酔う覚悟のみ。
「コーンチップス」はお通し的ポジション。いきなり酒場のスイッチが入る。軽い塩気と香ばしさに、サルサの酸味と辛味。特別な一品というより、これから始まるメキシカンの助走としてちょうどいい。
「ポテト&チリビーフ」は、フライドポテトにチリビーフ、サルサ、玉ねぎ、そしてワカモレ。見た目からしてジャンクの誘惑が強いが、これは正しく酒のための料理。ポテトの油分に、チリビーフのピリ辛な旨味、トマトの酸味、アボカドのまろやかさが重なる。気づけば手が伸びるタイプ。
「シーフードマリネーラ」は、完熟トマトとタコの漁師炒め。タコの弾力とトマトの甘酸っぱさが主役で、食べた瞬間は赤い酸味が立ち、後からニンニクや唐辛子の輪郭が追いかけてくる。どこか燻製のようにも感じる香ばしさがある。
看板の「パストール」は、10種類以上のスパイスや野菜に漬け込んだ豚肉を焼き上げた、メキシカンタコスの定番。肉の旨味にスパイスの香り、玉ねぎと香草の爽やかさ、さらにパイナップルの甘酸っぱさが重なる。甘味、酸味、辛味、脂のバランスで食べさせる設計で、タコスという小さな器の中にメキシコらしい陽気さが収まっている。
「パリジャーダ」は、秘伝のサルサに漬け込んだ鶏肉をじっくり焼き上げた料理。鶏もも肉は柔らかくジューシーで、焼き目の香ばしさとサルサの辛味がストレートに届く。下に敷かれた野菜のシャキシャキ感も手伝って、肉料理ながら重たくなりすぎない。
『エルボラーチョ... More
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【luogo】
自由が丘の静かな住宅街に潜む『luogo』。2022年12月に開業した一軒で、店名はイタリア語で“場所”を意味する。その言葉どおり、ここはただ食事をするための店ではなく、泥谷俊介シェフの経験、食材への執着、炭火への信頼が一つの“居場所”として結晶した空間だ。カウンター中心のライブ感のある設計も、その思想をよく表していて、皿の完成だけでなく、火の入り方や香りの立ち上がりまで含めて体験させるスタイルになっている。
泥谷シェフは岐阜と名古屋で経験を積み、ナポリの下町のレストランで現地の空気を吸い、その後は「イルギオットーネ」や系列店で副料理長、料理長を歴任。さらに「リストランティーノ・ルベロ」の料理長を経て独立したという流れがある。この経歴がそのまま料理に出ていて、イタリア料理の骨格の上に、日本の食材感覚と和のニュアンス、そして炭火の香りを重ねるのが実に上手い。イタリアンをやっているというより、日本の旬をイタリア料理の文法で翻訳している感覚に近い。
この日のコースも、その個性がよく見えた。スターターの「群馬... More
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【めし処 和來】
高田馬場の定食屋『めし処 和來』。学生街らしい活気のあるエリアにありながら、店内は明るく清潔で、ひとりでも入りやすい雰囲気がある。肉、魚、揚げ物と定食の選択肢は幅広く、昼だけでなく夜にも定食を食べられるのがありがたい。外食が丼や麺に寄りがちな夜に、味噌汁と漬物まで揃った食事ができるのは、日常使いの選択肢として覚えておきたいところだ。
いただいたのは「生姜焼き定食」。柔らかな豚肉に甘辛いタレが絡み、生姜の香りは強すぎず弱すぎず、醤油ベースの味付けに玉ねぎの甘味が加わって、「ご飯」との相性は想像通りにいい。横に盛られた千切りキャベツも、肉の脂やタレを受け止めながら、後味を少し軽くしてくれる。定食としては安心して食べられるまとまりで、気づけば「ご飯」は一杯目がなくなっている。
そして、個別にメニューを気軽に追加できるのも嬉しいポイントだ。今回は「ハムエッグ」を追加。半熟寄りの黄身、縁の焼けた白身、そこにハムの塩気。特別な一品というより、「ご飯」に合わせるもう一つのおかずとして機能している。卓上の黒胡麻塩を振れば、二杯目もあっという間に空に。塩気のしっかり効いた漬物も含めて、全体は過不足なくまとまっている。
高田馬場には安さや量を売りにする店も多いが、『めし処... More
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【ZUND-BAR】
神奈川県厚木市、七沢の山あいに大行列を作るラーメンの聖地『ZUND-BAR』。2001年創業、いまや国内外へ展開する「AFURI」の源流にあたる一軒。店名はラーメン作りに欠かせない「寸胴」と、バーのような空間性を掛け合わせたものだとか。山奥にありながらステンレスの光る店内は実に都会的で、自然の中にぽつんと現れるモダンな空間が特別感を演出する。大山、通称・阿夫利山の麓から湧く水をスープに用いる思想も、この場所に店を構える理由そのもの。
注文したのは「柚子らーめん」の塩。丼の中は黄金色のスープに細いストレート麺、水菜、メンマ、海苔、味玉、そして炙りチャーシュー。見た目は端正で、ラーメンというより一杯の澄んだ出汁料理のよう。口に含めば鶏の旨味、魚介の輪郭、香味野菜の余韻が順番にやってくる。塩の輪郭ははっきりしているが角は立たず、そこへ柚子の香りがしっかりと立ち上がる。爽やかな酸味とほのかな苦味まで含めて、スープの透明感を引き上げる主役級の存在感だ。
麺はしなやかな細麺で、淡麗スープをまとわせるにはちょうどいい設計。啜るたびに柚子の香りが鼻へ抜け、後味には軽やかな苦味と清涼感が残る。注文ごとに炙るチャーシューは、淡いスープの中に香ばしさと肉の存在感を落とし込む見事なアクセント。水菜の青さ、味玉のまろやかさ、海苔の磯の香りもよく、全体の完成度は高い。
『ZUND-BAR』は、後の「AFURI」へとつながる原点であり、単なる地方の人気ラーメン店ではない。都心へ広がっていったブランドの味が、もともとはこの山の水、この空気、この寸胴から始まったという事実にこそ意味がある。山奥の非日常、バーのような空間、阿夫利山の水、淡麗なスープ、柚子の香り。その全てが一杯のラーメンに収束していく。わざわざ七沢まで足を運び、並んで、あの澄んだスープをひと口飲む体験には確かな価値がある。ご馳走様でした。
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【THE GRABBER hamburger pub】
神田須田町の路地裏に、英国パブの空気をまとって現れた『THE GRABBER hamburger pub』。2024年8月にオープンしたこの店を率いるのは、愛媛県出身の山本哲也氏。人形町の名店「BROZERS’」で店長を務め、東陽町「Louis Hamburger Restaurant」ではマネージャーとして立ち上げにも携わった実力派だ。名店仕込みの技術、英国パブ文化への愛情、そして故郷・愛媛の柑橘。この三つが一つのバーガーに集約されている。
その象徴が「オレンジチーズバーガー」。ハンバーガーにパイナップルを合わせる文化が「BROZERS’」にもあることを思えば、肉に果実を重ねる発想はそのキャリアの影響もあるのかもしれない。分厚いパティにチェダーチーズ、そこへ皮付きのオレンジスライスを重ねる構成は、愛媛出身の店主だからこその説得力を持つ。肉の脂の甘みを、オレンジの酸味と皮のほろ苦さがスパッと切り、チーズのコクが全体を丸くつなぐ。さらにマヨネーズベースのソースが、肉の旨味と柑橘の爽やかさをまろやかに橋渡し。意外な組み合わせに見えて、食べればむしろ必然。オレンジとソースがいい仕事をしている。
土台となるパティは、つなぎ不使用の超粗挽き。もはや挽肉というより、刻んだステーキ肉をそのまま成形したような肉感で、噛むたびに弾力と旨味が押し返してくる。バンズは表面をパリッと焼き上げ、香ばしさで全体を受け止める設計。見た目はワイルド、食べ口は計算的。肉を食べている満足感が強いのに、柑橘のおかげで後味が重くならない。
英国パブという空間で、ステーキ級の肉感をバーガーとして頬張る楽しさ。そこに愛媛の柑橘という個性を差し込むことで、記憶に残る一皿へと仕上げている。神田の路地裏で出会える、肉々しさと爽やかさを両立した一軒。バーガー好きなら、一度かぶりついておきたい。ご馳走様でした。
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