Foodle
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【鮨 尚充】
中目黒に店を構える『鮨 尚充』。この店を語るなら、まず雲丹から始めなければならない。ここでの雲丹は、数あるネタの一つではなく、店の思想そのものだ。雲丹をどう仕入れ、どう並べ、どう体験させるか。その設計が、この店の輪郭を決定づけている。2025年の初競りで700万円という価格を記録した「はだての雲丹」は、その象徴的な存在。話題性が先行しがちだが、実際に口にすれば評価軸は一瞬で切り替わる。粒の張り、舌に触れた瞬間の密度、甘味の立ち上がりと引き際。そのすべてが明確で、数字が誇張ではなかったことを体が理解してしまう。
だが尚充の凄みは、一つの頂点を見せて終わりではない。木村水産の雲丹は、養殖という言葉のイメージを完全に裏切る完成度で、輪郭のある旨味と安定した質感を示す。希海の雲丹は香りの立ち方が印象的で、小西商店の雲丹は余韻の伸びが美しい。塩水雲丹は加工を極力排したからこそ、海そのものの表情が前に出る。甘い、濃厚、クリーミー。そうした単語では整理しきれない差異を、量と種類の両面から体に刻み込んでくる。良質な雲丹を、これほどの密度で食べ比べる経験は、正直ここ以外では成立しない。
だが当然ながら、提供されるのは雲丹だけではない。印象が雲丹に強く残るだけで、他のネタも同じ密度で組み立てられている。「マツカワガレイ」は張りのある身質で鮮度と仕事量を伝え、「牡蠣」は厚みのある旨味で押し切る構成。「しじみ汁」は派手さこそないが、コース全体の輪郭を静かに整える。「背トロ」は脂の質感が明確で、「墨烏賊」は食感と甘味の輪郭がはっきりしている。「鮑」は火入れと歯応えのバランスが良く、「マナガツオ」は身の柔らかさと香りの立ち方が印象に残る。「中トロ」は役割が分かりやすく、「唐墨餅」は塩気と餅の一体感がストレートに響く。「大トロ」と「赤身」は明確なコントラストを描き、「クエの酒蒸し」は滋味深い。「トロたくキャビア」は背徳感を残しつつ重たくならず、「トラフグ白子」は素材の濃度と旨味の押し出しが素直に伝わる。「うなきゅう」の余韻まで含め、ネタは多いが散らからない。一つひとつが、雲丹と並べても引けを取らない強度を持っている。
『鮨... More
📍 Balcony by 6th📍バルコニー 🏆Tabelog 3.53
Dinner date with my daughter…we both love pasta😊
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【ささくら】
長野の山あいに店を構える『ささくら』は、2001年創業。20年以上この地で暖簾を守り続けてきた時間が、そのまま店の佇まいと味に刻み込まれている。信州そばという文化を土台にしながら、随所にこの店ならではの工夫と遊び心が見え、待ちが発生するのも納得の完成度を誇る。
使うのは長野県産のそば粉。自家製粉を掲げ、そばの香りと甘みを最大限に引き出す一方で、食べ方や組み立てには明確な意志がある。伝統をなぞるだけではなく、どう食べると一番おいしいかを考え抜いた結果が、メニュー全体に反映されている。
まず「おしぼり蕎麦」。辛味大根を搾り、その汁をつゆとして使うのは、信州の寒冷地で育まれてきた素朴なそば文化のひとつで、そこに味噌を溶くのもごく自然な流れだ。信州でも個性の強い食べ方だが、ここでは刺激が前に出すぎない。口に含むと大根の辛味がキレよく立ち上がり、すぐに味噌のコクが追いかけ、最後にそばの甘みが静かに残る。
続く「そば三味」は、この店の懐の深さを示す構成。自家製クルミだれは、山国・信州らしい保存食文化の延長線にあり、香ばしさとほのかな甘みがそばの風味を押し広げる。クルミが“変化球”ではなく、土地の味として自然に溶け込んでいるのがいい。とろろは粘度が強すぎず、そばを包み込むような役回り。そして何より、そばつゆが抜群にうまい。出汁の輪郭が明瞭で、そばの香りを前に押し出す力がある。ベースが強いからこそ、三つの味がそれぞれ個性を保ったまま成立している。
一品料理の「蕎麦の実のコロッケ」も抜かりがない。そば粉ではなく蕎麦の実を使うことで、ほくっとした食感の中にプチっとした歯触りが残り、そばという食材の別の表情を引き出している。信州では蕎麦の実は日常的に使われて�... More
Yakitori Torila
2024.02 dinner
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白肝・ハツ
淡雪塩
White liver, heart
Awayuki salt
ささみ昆布締め Tenderloin konbujime
胸肉たたき
Breast tataki
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In Fukuoka,「Yakitori Torila (焼き鳥 とりら)」feels like a place that has moved well beyond the usual idea of yakitori. The restaurant is fully reservation-only,... More
