Foodle
April 29, 2026 Over the years, @restauranteakelarre has become our favorite of so many outstanding options in San Sebastián. chef @pedro.subijana and team, our thanks for one more year of exquisite memories.
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【和牛ホルモン一頭買い うしはち 五反田】
五反田の飲食店が密集するエリアで、気軽に和牛焼肉を楽しめる一軒『和牛ホルモン一頭買い うしはち 五反田』。店名の通り和牛を一頭単位で仕入れることで、様々な部位を提供するスタイルの焼肉店だ。東京都の生食取り扱い許認可を取得しており、生肉メニューも用意。その代表格が「黒毛和牛の霜降り生ユッケ」。黒毛和牛の細切り肉に卵黄を落とし、胡麻と甘めのタレを合わせた王道の構図。卵黄を崩して絡めれば、まろやかな味わいに。
希少部位まで含めて提供できるのも一頭買いの強み。小ポーションの皿が多く、色々な部位を少しずつ試せるのもこの店の使い勝手の良さにつながっている。そのひとつの名物が「和牛生白ホルモン」。脂の甘みがダイレクトに伝わる部位で、ぷるっとした食感。噛むと脂の旨味が広がる。「上タン塩」は薄切りのタンをシンプルに塩で。さっと焼いて食べる焼肉の王道。「生ハラミ」は柔らかな食感と肉の旨味がストレートに伝わる部位。
サイドメニューもいくつか。「ホルモン煮込み」はホルモンの旨味が溶け出した濃いめ、辛めの味。焼肉の合間につまむのにちょうどいい。「冷麺」はさっぱりしたスープと細麺の組み合わせ。焼肉の締めとして軽く食べられる一杯。
五反田で気軽に和牛焼肉を楽しめる一軒。小皿で色々試せるスタイルも使い勝手がいい。ご馳走様でした。... More
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【スンドゥブチゲタン】
尼崎でスンドゥブを看板に掲げる店、『スンドゥブチゲタン』。2016年創業。店名がそのままメニューの中心を示しており、この店の主役はもちろんスンドゥブ。特徴は、そのバリエーションの多さだ。豚肉、海鮮、ホルモン、牡蠣、きのこ、野菜など、具材の種類は全部で11種類。辛さも段階で調整できる。スンドゥブという一つの料理を軸にしながら、具材と辛さの組み合わせで楽しみ方を広げている。
今回選んだのは「豚肉スンドゥブ」。石鍋でグツグツと煮えた状態で提供され、赤いスープが激しく泡を立てる。見た目からして熱量十分。提供直後に生卵を落とすと、沸騰するスープが一気に火を入れ、白身はふんわり、黄身はとろりと半熟へ。口に運べば、まず唐辛子の辛味が立ち、そのあとに豚肉の脂の甘み、さらに魚介ベースの出汁の旨味が続く。辛さだけで押すのではなく、出汁の厚みが全体を支える構成だ。
パンチャンもきちんと食事の一部として機能している。「白菜キムチ」は発酵の酸味が効き、「もやしナムル」は胡麻油の香りが立つ。「青菜のお浸し」は口をリセットしてくれる存在。それぞれが白米と相性よく、ご飯が自然と進む。炊き立ての白米は粒立ちよく、スンドゥブとの往復が止まらない。
そして食後にはお粥が提供されるのも特徴。そのまま食べてもよし、残ったスンドゥブやパンチャンを加えて味を変えてもよし。一つの鍋を最後まで使い切るような流れになっている。
『スンドゥブチゲタン』は、スンドゥブを中心に据えた専門店。具材と辛さの選択肢が多く、自分の好みに合わせて楽しめるのが魅力だ。熱々の石鍋を前に汗をかきながら食べ進める時間は、やはりクセになる。尼崎でスンドゥブを食べるなら、まず名前が挙がる一軒だろう。ご馳走様でした。
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【本格さぬきうどん 穂乃香】
尼崎の商店街で行列を生み続ける『本格さぬきうどん 穂乃香』。創業は2009年。“本格”の四文字を掲げて十数年、地元に根を張りながらも讃岐の剛さを貫いてきた一軒だ。店先は気取った暖簾というより、白地に赤文字の屋号が並ぶ実直な店構え。飾りよりも中身。うどんで勝負するという意思表示がそのまま外観になっている。
店に入ると、すぐ横に製麺のスペース。客がその横を通り抜ける距離感だ。延ばされた生地に刃が入るリズム、揃った幅で切り分けられていく極太麺。その工程をすぐ隣で感じながら注文へ向かう。四国で修業した店主が天候に合わせて粉を調整し、打ち、切り、茹でる。その流れが、食べる前から体験として始まっている。
名物は「肉ぶっかけ」。丼の半分を覆うほどの牛肉の量感がまず視覚を支配する。冷たいうどんを頼んでも、甘辛く炊かれた肉からは湯気が立つ。温と冷のコントラスト。箸を差し込めば、極太麺がぐっと押し返してくる。噛むほどに跳ね返るような弾力。さっき横で切られていた麺が、そのまま顎に挑んでくる感覚だ。
肉は濃い。甘辛の輪郭がはっきりした味付け。その力強さに対して、レモンの酸味、大根おろしの清涼、青葱の辛味が緩衝材として働く。肉の脂を切り、味の重心を持ち上げ、再び麺へと意識を戻す構成。出汁は肉の影響もあってか甘味が強い。
ボリュームも相当。麺量もしっかり、肉も遠慮なし。剛麺と濃い肉が真正面からぶつかる一杯は、満腹中枢に直球で届くタイプだ。尼崎の商店街で行列ができる理由はシンプルだ。噛み応えのある讃岐の剛麺を、これでもかと堪能させること。腹を空かせて向かうべき一杯、ご馳走様でした。
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【HASUO】
広尾の住宅街に静かに溶け込む『HASUO』。ここで行われているのは、確かにイノベーティブな試みだ。ただし、その足元は驚くほど盤石。韓国料理と聞いて多くの人が思い浮かべる、焼肉やチゲ、たくさんのおかずが並ぶ食卓。その記憶と地続きのまま、日本人にも馴染みきった味を素材に、更新の精度だけをひたすら高めている。結果としてイノベーティブに映る。その順序が、実にいい。
コースの幕開けは「漢方と林檎」。温かい一杯に、漢方由来の滋味とほろ苦さ、そこに林檎の穏やかな甘みが重なる。刺激で引き込むのではなく、体を内側から整えるための導入。韓国料理が本来持つ薬食同源の思想を、理屈ではなく感覚として伝えてくる。
そして一気に世界観を掴まれるのが、16種類の小さなおかずが一斉に並ぶ構成。キムチ、ナムル、発酵野菜を中心に、韓国料理の日常を形づくってきた要素がずらりと並ぶ。塩分、酸味、発酵の深さ、油脂のキレが整理され、一皿ごとの輪郭が異様なほど明瞭。ここで、この店のアップデートが感覚として腑に落ちる。
たくさんのおかずをつまむ流れの中で、温度と構成を変えて差し込まれるのが、この三皿だ。
まずは「ユッケジャン」。牛肉を使わず、茶碗蒸しの上にユッケジャンを餡として重ねる構成。辛味と旨味を“スープ”ではなく“あん”に落とし込むことで、蒸し物の柔らかさと一体化させている。ベルの香りが全体を引き締め、ユッケジャンという馴染みのある料理が、まったく別の表情を見せる。発想の面白さが、そのまま味の説得力につながった一皿だ。
続いて「開城ボキムチ」。北朝鮮・開城地域の郷土料理を再解釈したもの。本来は白キムチで海鮮や肉を巻いて食べる料理だが、ここでは真鯵、蕪、フロマージュブランを内包し、トマトウォーター、青唐辛子、バジルオイルでまとめている。発酵の穏やかさに、酸と香りを重ねる設計で、キムチという言葉から想像する輪郭を軽やかに裏切ってくる。地域性と現代性が、無理なく同居している。
そして「ヤンニョム白子」。ヤンニョムチキンの発想をそのまま白子に置き換え、揚げの技法でまとめた一皿だ。甘辛のタレと白子のコクが掛け算になり、内臓ならではの濃度が旨味として立ち上がる。大衆的な味の記憶を借りながら、素材の選択で一気に景色を変えてくる。
この流れを受けて登場するのが「カンジャンケジャン」。浅漬けにすることで、醤の主張は穏やかに抑えられ、蟹そのものの甘みと旨味が素直に立ち上がる。濃厚さはあるが、輪郭はあくまでクリア。一般には“ご飯泥棒”と呼ばれる料理だが、ここでは白米にのせ、韓国海苔で包むところまでを含めて、食べ方そのものが整理されている。大衆料理として親しまれてきた構造を、今の感覚で組み替えた一皿だ。
コース後半に置かれるのが、肉と野菜の組み合わせ。ここで示されるのは、焼肉という大衆料理の食べ方そのものの更新だ。「牛骨付きワンカルビ」は、目の前で火を入れる演出から始まる。だが、視覚的な高揚に留めず、仕上げは石焼き。香ばしさはすべて肉に集約され、骨に蓄えられた旨味が立体的に浮かび上がる。甘さやタレで引っ張らず、噛みしめるほどに輪郭が明確になる設計で、カルビという料理の芯を正面から捉えている。
その肉を受け止めるのが「彩り野菜プレート」だ。千葉県産の無農薬野菜を中心に、小松菜、葱キムチ、コチュジャン、トマトなど。野菜や薬味は一つひとつが美しく、配置そのものが機能を語る。味噌ベースのサムジャンがアクセントを作り、包むことで味が完成していく構造。サンチュに象徴される肉を包んで食べる文化を、ここまで整理し、洗練させて提示できるのかと驚かされる。
コースの終盤に据えられるのが「参鶏湯」。ここでは、韓国料理が本来持つ滋養という考え方が、そのまま形になる。用いられるのは、もともと漢方を煎じるための道具であるヤッカンギ。その中で、熟成させた朝鮮人参や鹿の角といった薬膳素材が、時間をかけて引き出されていく。漢方のための道具を、料理のために使う。その選択が、この一杯の性格を端的に表している。スープには確かな厚みがあり、口に運ぶほどに体が理解していく。滋味深いのに、きちんとうまい。
食事の余韻を受け取るかたちで、最後はデザートへと移っていく。主役となるのは、高麗人参を使ったチーズケーキ。薬膳素材として知られる高麗人参の香りを前に出すのではなく、チーズのコクの奥に静かに忍ばせる設計で、甘さはあくまで穏やかだ。
『HASUO』が示しているのは、韓国料理を別物に変えることではない。焼肉も、キムチも、参鶏湯も、すべては記憶の中にある料理だ。ただし、その記憶に甘えない。大衆料理として培われてきた構造を丁寧にほどき、味・温度・順番・所作を組み替えることで、今の感覚にきちんと接続し直している。だから特別なのに、難しくない。体は自然と受け入れ、食べ終えた後には不思議な納得感が残る。韓国料理の「次」を、肩肘張らずに体験できる場所。ご馳走様でした。
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【わたなべ】
白金高輪の落ち着いた住宅街に静かに佇む『わたなべ』。駅からほど近い立地ながら、扉を開けると空気はすっと澄む。白木の直線カウンターが伸び、装飾は最小限。余白のある空間が、料理の輪郭をくっきりと浮かび上がらせる。創業は2016年。店名は店主の姓そのもの。自身の名を掲げる潔さが、そのまま店の姿勢になっている。
店主は、都内の日本料理店で経験を重ね、2016年にこの地で独立。カウンター越しの距離感は近すぎず遠すぎず、穏やかな空気が流れる。料理は王道の構成。椀、造り、焼き物、強肴、ご飯。流れを崩さず、一皿ごとの温度と塩梅がきれいに揃う。出汁の澄み方、火入れ、香りの乗せ方。どれも過不足なく整っている。食べ進めるほどに、きちんとした和食だなと静かに腑に落ちる。
最初に供されるのは一番出汁。湯気とともに立ち上るのは、はっきりとした鰹の香り。口に含んだ瞬間、その風味がすっと前に出る。厚みはあるが重くない。輪郭はくっきりしているのに、押しつけがましさはない。静かというより、芯のある出汁。この一杯で、この店の重心が定まる。
「雲丹と大根の炊き合わせ」
やわらかく炊いた大根の上に、たっぷりの雲丹。見た目は淡いが、口に入れると一気に表情が変わる。大根は出汁を含んでじゅわりと広がり、その上から雲丹の濃密な甘みと磯の香りが重なる。派手ではないが、きちんと旨い。出汁の店だということを、ここでもう一度確認させる一皿。
「白子粥」
河豚の白子が溶け込んだ粥。ねっとりと濃厚な旨味が米に絡み、体の芯まで温まる。匙を運ぶ手が自然と早まる。
「天然虎河豚... More
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【矢場味仙東京】
東京・神田に名古屋の熱狂をそのまま持ち込んだ『矢場味仙 東京』。1960年代に台湾出身の郭明優氏が名古屋で創業した「味仙」をルーツに持ち、五兄弟それぞれが暖簾を掲げることで知られる一大ブランド。その中でも矢場町系譜の流れを汲む一軒が東京に進出。店内は赤と黄色のビビッドな世界観、壁に踊るロゴ、大声が飛び交う活気。整然としたレストランというより、戦場のような熱量。遠慮なく、容赦なく、旨くて辛いものを出す。それだけだ。
料理は豪快に見えて、実はスパイス設計が緻密。「手羽先」は名古屋的甘辛とは別路線、唐辛子と胡椒の刺激が前面に出る直球型。齧った瞬間に舌を刺す辛味、次いで鶏脂のコク、最後にじわりと花椒のニュアンスが追いかける。結構辛い。でも止まらない。
名物の1つである「小袋」はコリコリとした食感に、辣油とニンニクのパンチ。内臓の旨味をストレートに叩きつける構成で、ビール泥棒の異名を与えたい完成度。「酢豚」は黒酢の酸味よりも醤油ベースの甘辛が主体で、揚げた豚の衣がタレを吸い込む設計。シャキッとした玉ねぎがアクセントになり、重たさを回避するバランス感覚が光る。
箸休めに見えて侮れないのが「青菜炒め」。強火で一気に仕上げた青菜は、鶏ガラスープの旨味をまとい、ニンニクが下支え。油通しの温度管理が的確で、茎は瑞々しく、葉はしっとり。シンプルだが技術が透けて見える一皿。
「海老マヨ」は一転して甘艶路線……と見せかけて、しっかり辛い。ぷりっと揚がった海老に濃厚マヨソース、その奥に唐辛子の刺激がきちんと潜んでいる。最初に感じるのはクリーミーな甘さ、しかし後追いでじわっと辛味が立ち上がる二段構え。「麻婆茄子」は挽肉の旨味と豆板醤の辛味がねっとり絡み、茄子は油を吸ってとろける。
そして個人的ヒットが「アサリ炒め」。殻ごと豪快に盛られたアサリは、唐辛子とニンニクをまとった醤油ベースのスープをたっぷり抱え込む。ひと口すすれば、まず貝のエキスがぶわっと広がり、その直後にピリリと辛味が追いかける。この旨味の厚みと辛味の追撃こそ味仙の真骨頂。
名物の「台湾ラーメン」は、この店の象徴。着丼と同時に立ち上る唐辛子の赤い海。挽肉、ニラ、ニンニクがどっさり。スープをひと口、まずは醤油ベースの旨味、すぐに唐辛子の鋭い辛味が喉を焼く。しかしベースの味わいが厚く、ただ辛いだけで終わらない。中細麺がスープを絡め取り、汗が噴き出す頃にはレンゲが止まらない。これは料理というより体験だ。
そして「ニンニク炒飯」。パラリと解ける米粒、玉子のコク、ラードの香ばしさ。
五兄弟で広げた味仙ブランドは、それぞれに個性がありつつも、共通するのは攻撃的な味の設計思想。台湾料理を名古屋流に再構築し、辛さをアイコンにまで昇華させた郭家の功績は大きい。そのDNAが東京でもきちんと再現されている。汗をかき、ビールを流し込み、皿を囲む。上品さや静謐とは無縁。でも、この雑多な高揚感こそが価値だ。完成度は高く、基礎がしっかりしているからこそ、この辛さが成立する。東京で名古屋の夜を疑似体験するなら、ここは有力な選択肢になるだろう。ご馳走様でした。... More
