Overview
Restaurant Views: 1,309
Awards
- Gault & Millau
- 2 Torques, 2020
- Gault & Millau Public Mark
- 14.5 / 20
Ratings from the web
- Tabelog
- 3.88
Chef
中田 雄介
Cuisine
French
Foodle Reviews
.
【シャントレル】
木の子に導かれる、代々木八幡フレンチ
代々木八幡の静かな街並みに佇むフレンチレストラン『シャントレル(Les Chanterelles)』。店名の“シャントレル”とは、フランス語でアンズタケ――つまり、キノコのこと。その名を掲げるだけあり、料理の端々に山の香りが息づいている。シェフ・中田雄介氏は、“キノコの魔術師”と称されたフランス三つ星『レジス・マルコン』で修業を重ねた人物。その経験が、このレストランの芯となっている。
コースの中でもスペシャリテとして供されるのが「木の子のお茶」。かつての師のスペシャリテであったコンソメを、ティータイムのような優雅さで再構成。あたたかいスープの香りに包まれつつ、添えられるのはなんとフォアグラとバターを練り込んだマカロン。塩気とコクが口内でスープと響き合い、甘味とはまた違う“午後のひととき”が完成される。
続く前菜「スモークサーモンのリエットと木の子のトースト」は、穏やかな燻香とキノコの芳しさが一体となり、バゲットにのせれば完成される一口。続く「新玉ねぎのムースとトマトのジュレ」では、素材の甘みと酸味が揺らぎのように交差し、口の中を一度まっさらに戻してくれる。
「メヒカリのベニエ」は、まさにこの季節の恵み。衣揚げされたメヒカリは、トマトのガスパチョとともに食すことで、軽やかな酸味が旨味を引き立てる。舞茸とそら豆のフリットも実に香ばしく、みかんと生姜のジャムでの味変も楽しい。添えられたゼンマイのサラダも含め、構成が多層でありながら自然にまとまっている。
魚料理は「鰹のマリネ」。生の鰹に紫キャベツ、下には玉ねぎとマヨネーズ、ニンニク。そして、決め手は生姜のキャラメリゼ。日本の伝統的な香りの組み合わせを、見事にフレンチの構成に落とし込んでいる。
野菜料理は「ホワイトアスパラ」。濃厚なオランデーズとサヴァイヨンの二重奏が、端正な火入れのアスパラに寄り添う。アスペルジュ・ソバージュの香りと柑橘の爽やかさが、味わいに陰影を加えていた。
メインは「バスク産乳飲み仔羊のロースト」。ミルキーな風味とふわりとした肉質に、ジロール茸とレンズ豆の力強さが寄り添う。そしてこの皿には“追いピゼリ”が用意されており、余ったジュのソースに、春のグリーンピースを混ぜ込んだバターライスを流し込む構成。食べ終わる瞬間まで、味の物語が続く仕掛けだ。
デセールは、ベトナム産チョコレートの濃密なテリーヌに、ホットワイン香るシャーベットを添えて。温度とスパイスが後味に奥行きを与える。
山と火の香り、そしてクラシックと自然の共鳴。穏やかながら芯のある料理構成で、ひと皿ごとに静かに語りかけてくる。ご馳走様でした。
#シャントレル... More
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【シャントレル】
木の子に導かれる、代々木八幡フレンチ
代々木八幡の静かな街並みに佇むフレンチレストラン『シャントレル(Les Chanterelles)』。店名の“シャントレル”とは、フランス語でアンズタケ――つまり、キノコのこと。その名を掲げるだけあり、料理の端々に山の香りが息づいている。シェフ・中田雄介氏は、“キノコの魔術師”と称されたフランス三つ星『レジス・マルコン』で修業を重ねた人物。その経験が、このレストランの芯となっている。
コースの中でもスペシャリテとして供されるのが「木の子のお茶」。かつての師のスペシャリテであったコンソメを、ティータイムのような優雅さで再構成。あたたかいスープの香りに包まれつつ、添えられるのはなんとフォアグラとバターを練り込んだマカロン。塩気とコクが口内でスープと響き合い、甘味とはまた違う“午後のひととき”が完成される。
続く前菜「スモークサーモンのリエットと木の子のトースト」は、穏やかな燻香とキノコの芳しさが一体となり、バゲットにのせれば完成される一口。続く「新玉ねぎのムースとトマトのジュレ」では、素材の甘みと酸味が揺らぎのように交差し、口の中を一度まっさらに戻してくれる。
「メヒカリのベニエ」は、まさにこの季節の恵み。衣揚げされたメヒカリは、トマトのガスパチョとともに食すことで、軽やかな酸味が旨味を引き立てる。舞茸とそら豆のフリットも実に香ばしく、みかんと生姜のジャムでの味変も楽しい。添えられたゼンマイのサラダも含め、構成が多層でありながら自然にまとまっている。
魚料理は「鰹のマリネ」。生の鰹に紫キャベツ、下には玉ねぎとマヨネーズ、ニンニク。そして、決め手は生姜のキャラメリゼ。日本の伝統的な香りの組み合わせを、見事にフレンチの構成に落とし込んでいる。
野菜料理は「ホワイトアスパラ」。濃厚なオランデーズとサヴァイヨンの二重奏が、端正な火入れのアスパラに寄り添う。アスペルジュ・ソバージュの香りと柑橘の爽やかさが、味わいに陰影を加えていた。
メインは「バスク産乳飲み仔羊のロースト」。ミルキーな風味とふわりとした肉質に、ジロール茸とレンズ豆の力強さが寄り添う。そしてこの皿には“追いピゼリ”が用意されており、余ったジュのソースに、春のグリーンピースを混ぜ込んだバターライスを流し込む構成。食べ終わる瞬間まで、味の物語が続く仕掛けだ。
デセールは、ベトナム産チョコレートの濃密なテリーヌに、ホットワイン香るシャーベットを添えて。温度とスパイスが後味に奥行きを与える。
山と火の香り、そしてクラシックと自然の共鳴。穏やかながら芯のある料理構成で、ひと皿ごとに静かに語りかけてくる。ご馳走様でした。
#シャントレル #フレンチ #代々木八幡 Less
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Tuesday: 18:00 - 20:30
Wednesday: 18:00 - 20:30
Thursday: 18:00 - 20:30
Friday: 18:00 - 20:30
Saturday: 12:00 - 13:00; 18:00 - 20:00
Sunday: 12:00 - 13:00; 18:00 - 20:00
Phone
+81354650919
Price Range
Based on country average
$$$$ (¥10,000+)
