< Back

Shiseido Parlor Tokyo

Overview

Average rating from 0 meals 0 / 10
Photo Views: 0
Restaurant Views: 1,077
0 user have this restaurant in their Top list
0 user have this restaurant in their Wish list

Chef

Various

Cuisine

Western, Tea Salon

Foodle Reviews

on 22 Feb 2026

.
【資生堂パーラー 銀座本店】

銀座の中心、文明開化の記憶を今も宿す老舗『資生堂パーラー 銀座本店』。1902年創業、前身は日本初のソーダファウンテン。ここはまさに“洋食文化の礎を築いた老舗”。化粧品会社の一部門として生まれながら、「美は食とともにある」という理念のもと、食の世界に美意識を持ち込んだ。その空間は、白いクロスに金彩の皿、照明の反射まで計算された静謐な舞台。客は観客であり、料理は作品だ。

幕開けを飾るのは「伝統のコンソメスープ」。琥珀色のスープから立ち上る香りは、まるで肉の旨味を凝縮したエッセンス。口に含むと、骨や筋から滲み出た深い旨味がじわりと広がり、後半にはコクがどっしりと舌を包み込む。ひと口で胃が目を覚ますような濃度感。

「クラブクロケット」は、蟹の繊維がしっかりと残る上質な仕上がり。衣は軽く油も控えめ、トマトソースの酸が蟹の甘みを引き締める。老舗の味ながら古びず、むしろ時代を超えて洗練を感じる。

「海の幸のトマトマカロニグラタン」では、ごろっとした海老や貝が贅沢に顔を出す。ベシャメルのまろやかさとトマトの酸味が層をなし、表面の焼きチーズが香ばしく全体をまとめる。熱々の湯気の向こうに、洋食の原風景が見えるようだ。

看板「オムライス」は、ふっくらとした厚みのある卵でライスを包み込む。中のチキンライスはバターの香りと粒立ちが際立ち、上にかかるのは酸味の効いたトマトソース。ケチャップではない、きちんと仕立てられたクラシックソースの気品。懐かしさと端正さが同居する、洋食の理想形だ。

「飛騨牛のビーフカレーライス」は、黒に近い深いブラウン。香りはビターで、ルウの奥に焙煎の苦味とスパイスの香りが潜む。ひと口目の衝撃よりも、食後にじわりと残る旨味の余韻が印象的。まさに“大人のカレー”という表現がふさわしい。

全体を通して一貫しているのは「端正」という言葉。皿の構成、火入れ、ソースの濃度、すべてが整っている。一皿ごとに感じる安定感が心地よい。体が覚えている味という感じ。洋食が日本でどう磨かれてきたか――その答えがここにある。100年以上の時間が積み上げた技と美意識が、静かに今も輝きを放つ。美しい洋食とは何かを知るために、この場所を訪れる価値はある。

ご馳走様でした。
... More

on 26 Jun 2024

📍Shiseido Parlour📍 資生堂パーラー 銀座本店 🏆Tabelog 3.76

Recommended in Tokyo

Address

Japan, 〒104-0061 Tokyo, Chuo City, Ginza, 8-chōme−8−3 4 5F

Hours

Open hours

Phone

+81355376241

Price Range

Based on country average

$$$ (¥2,000–8,000)

Website

https://parlour.shiseido.co.jp/shoplist/restaurantginza/