〜10.揚げ物

◉真魚鰹の衣揚げ(おかき揚げ)
◉花ズッキーニに鼈を射込んだ揚げ物
◉酢橘

衣の代わりにおかきの粒々が目一杯に
揚げ衣の代わりに塗されてフリットの
様に揚げられた真魚鰹は大変凛々しく
身をふっくらと衣の中で蒸されて身を
膨らませており芳醇に横たわる身肉が
とても愛おしく感じられます。

おかき揚げの衣をカリッと齧り
破って中の白身に歯を招き入れ
ふっくらとする身質に翻弄され
味わい深さがストレートに伸び
その巧みな蒸し加減に感嘆する。

兎に角一口を齧る毎に響き渡る
小気味良い破砕感に心躍ります。

恐らくは天麩羅鍋の中でじっくり
おかきと一緒に揚げられカリッと
して衣が真魚鰹をオブラートして
齧った時の快感を作り出している。

真魚鰹は適度に脱水されて旨味が
詰まった上で衣の厚みが天麩羅の
中で増して行く時には蒸し揚げを
施した様になり身質が保湿されて
ふっくらしっとりとした白身へと
蒸し上がる感じになるとの事です。

その揚げたて真魚鰹のおかき揚げの
衣の快適な破砕感を通り越して行き
ホックホクの白身を口内へと導くと
身から淡い旨味が放たれ咀嚼が進み
極上の美味が口内で炸裂し真魚鰹の
持ち味がどんどん溢れ出して来ます。
加えて酢橘汁を数滴落とすと酸味が
ほんのり真魚鰹に染まり甘酸っぱい
身質へと変貌を遂げ美味の奥行きが
極まるほどの味わいが無限に広がり
これぞ真魚鰹の醍醐味かと思える程
深い味わいを満喫させて頂きました。

11.冷製... More