☆
[二膳目]

◉漬け丼
◉鮪
◉こち
◉青バイ貝

金沢の鮮魚は何処迄も透き通った身質に
美しく麗しく淡麗な旨みが募る海の幸を
白ご飯に飾られて雅な風味を携えて欲を
俄然と唆り見事な美観を整えた漬けの丼。

こんなものを用意されてしまっては舌が
どうにかなっちゃいそうでご飯時なのに
酒が欲しくなっちまうと言う素晴らしい
ご飯ものでありました。

鮪の赤身は牛刺しの如くトロンと身質が
舌に抱きつきやばいくらいの妖艶な食感
咀嚼が麗しくて止まらんぞと言う感じに。
そして何とこち様までご用意とはかなり
吃驚してこんな希少なお魚を頂けるとは
嬉しくなりますね。
こちのコリコリする身質の清々しい食感
あっさりとして淡白さが上品な味わいに
夢中となり一心にその美味に勤しみます。
そして大海の幸たちにお付き合い頂いて
青バイ貝が元気にコリッと歯に響きつつ
口内を飛び跳ねる楽しい丼を満喫させて
頂きました。

実に食感の多様性から金沢の海の幸から
味わい深い麗しの味覚を頂く小丼に感動。
大変脳裏に印象が刻まれたお食事でした。

[三膳目]

◉鱒ご飯

香り高き気品に溢れる本鱒の身質は
何とも言えない肉質の品の良さから
愛おしいほどの香味を携え持ち味の
甘い旨みと膨よかな肉感を曝け出し
艶々コシヒカリとの相性良くジワッ
と甘味と旨みが口内で華麗に舞う。
其処に炙られた鱒の皮目がパリッと
囁き食感を伸ばして鱒ご飯を余計に
美味しくして来て舌を悩まし続けて
おりました。

[四膳目]

◉小鯛のお茶漬け
◉紫蘇の香味

締めのご飯はサラサラ〜ッとお口に優しく
舌を和やかな温感で迎えて頂く癒しの一口。
とても温和なサラサラな茶漬けの優しさが
嬉しくなる締めの一品で小鯛がいそいそと
穏やかな旨みで茶漬けを深掘りし乍ら舌に
そっと寄り添い麗しいお味を膨らませつつ
舌をほっこりとさせて頂きました。
最後に斯様な心温まるおもてなしを頂いて
大将と女将の繊細で微笑ましいご対応には
とても気分が和やかとなり嬉しいひと時を
頂いて大満足でお食事の終了となりました。

11.甘味

◉氷室饅頭

7/1の氷室開きに因んだお饅頭。

北海道の大納言を使用されてます。

とても熱々のお饅頭で女将様のお話ですと

真冬に貯蔵しておいた氷を旧暦の6月1日に
(現在の7月1日)に江戸将軍家に献上する際
無事に氷が届きます様にとのお願いを込めて
お饅頭を供えた事が始まりとされているとの
事でした。
現在へ夏の始まりを告げる昔の金沢加賀藩の
風物詩としても又、健康を願う縁起物として
親しまれているようです。

◉お薄

以上にてお仕舞いとなりました。
大将の笑顔と女将様の優しいおもてなし
お弟子さんたちの温かい気配りにも感銘
大変満足度の高さを誇る日本料理を頂き
満面の笑みを浮かべて退店となりました。

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