Boiled snow crab
茹でガニ

身がパンパンに詰まっていて、表面張力が働いているかのように盛り上がっている。この身の詰まり方が、上質で鮮度の良いカニの証。

Kaniyoshi | Tottori
鳥取「かに吉」

料理評論家の @masuhiro_yamamoto 山本益博さんのお誘いで初めて当店を訪れたのは、4年前のこと。カニというひとつの食材に徹底的に向き合い、とことん突き詰めた料理に、衝撃を受けた。

当時はまだ、知る人ぞ知る存在で、全く予約が取れないほどの知名度はなかったと記憶している。ところが、2018年にミシュランガイドが鳥取に上陸し、当店が二つ星に選出されたことで状況は一変する。その後、「情熱大陸」で紹介されたりするなど、一般の知名度も劇的に向上した。

久しぶりの訪問となったが、素材の素晴らしさは変わらず、料理の幅において進化を遂げており、カニという食材の持ち味を様々な角度から堪能することができた。

カニは、鮮度が非常に重要であるため、わざわざ産地の近くまで食べに行く価値がある。ただ、地方のカニの名店は、同じもしくは似たような料理を大量に食べさせる店が多く、せっかく上質なカニでも途中で飽きてしまうことがある。ただ、これはカニだけの話ではなく、どんな食材にも当てはまることで、一つの食材を繰り返し食べさせる〇〇尽くしと言うのは個人的に好みではない。

その数少ない例外が、当店。コースのほぼ全編にわたってカニが供されるが、風味や温度、食感がバラエティに富んでいるので、全く飽きない。似た業態を考えてみると、一番近いのは肉割烹だと思われるが、肉よりも部位の種類が圧倒的に少なく差も小さいので、飽きさせないコースを組み立てるのは一層難易度が高いと思われる。

カニという食材を理解するために欠かせない、最重要な一軒。

2021年2月

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