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【麺処 有彩】
西川口駅西口から徒歩2分。路地に掲げられた「自家製麺」の看板が、この店の個性を端的に物語る。2015年2月18日に創業した『麺処 有彩』。店主は、都内を中心にいくつもの人気店で経験を重ね、自家製麺を軸に一杯を組み立ててきた。店名の冠に「麺処」と掲げるところにも、麺を主役として磨き続ける姿勢が表れている。
今回いただいたのは「昆布水つけ麺(醤油)」。
昆布水に浸かった麺の上には、色合いの異なる二種のチャーシューと海苔。まずはつけ汁へ向かわず、麺に塩を少し振っていただく。これが、うまい。艶やかな麺肌を昆布水がぬるりと包み込み、啜り口はまるでそうめんのように軽やか。それでいて噛めば、小麦の風味がきちんと立ち上がる。見た目は端正、口当たりは滑らか、余韻には昆布の旨味がじんわり。つけ汁なしでも箸が進んでしまう。体は正直なものだ。
続いて、醤油のつけ汁へ。葱と三つ葉が浮かぶ澄んだ表情とは裏腹に、醤油の輪郭はかなり力強い。濃厚な塩味とコクが舌へ一気に押し寄せる。だからこそ、麺をどっぷり沈める必要はない。江戸前蕎麦のように、先端をちょこんと浸す程度がちょうどいい。昆布水のコーティング力が強いため、わずかなつけ汁でも味は十分に乗る。昆布の丸みと醤油の鋭さが麺の上で重なり、軽快な啜り心地の中に明確なコントラストが生まれる。
そして最後は「スープ割り」へ。麺を食べ終えた後のつけ汁に出汁の香りが加わり、力強かった醤油の輪郭も少し柔らかくなる。最後まで味の変化を楽しめる。
近年すっかり定番となった昆布水つけ麺だが、『麺処... More
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【麺処 有彩】
西川口駅西口から徒歩2分。路地に掲げられた「自家製麺」の看板が、この店の個性を端的に物語る。2015年2月18日に創業した『麺処 有彩』。店主は、都内を中心にいくつもの人気店で経験を重ね、自家製麺を軸に一杯を組み立ててきた。店名の冠に「麺処」と掲げるところにも、麺を主役として磨き続ける姿勢が表れている。
今回いただいたのは「昆布水つけ麺(醤油)」。
昆布水に浸かった麺の上には、色合いの異なる二種のチャーシューと海苔。まずはつけ汁へ向かわず、麺に塩を少し振っていただく。これが、うまい。艶やかな麺肌を昆布水がぬるりと包み込み、啜り口はまるでそうめんのように軽やか。それでいて噛めば、小麦の風味がきちんと立ち上がる。見た目は端正、口当たりは滑らか、余韻には昆布の旨味がじんわり。つけ汁なしでも箸が進んでしまう。体は正直なものだ。
続いて、醤油のつけ汁へ。葱と三つ葉が浮かぶ澄んだ表情とは裏腹に、醤油の輪郭はかなり力強い。濃厚な塩味とコクが舌へ一気に押し寄せる。だからこそ、麺をどっぷり沈める必要はない。江戸前蕎麦のように、先端をちょこんと浸す程度がちょうどいい。昆布水のコーティング力が強いため、わずかなつけ汁でも味は十分に乗る。昆布の丸みと醤油の鋭さが麺の上で重なり、軽快な啜り心地の中に明確なコントラストが生まれる。
そして最後は「スープ割り」へ。麺を食べ終えた後のつけ汁に出汁の香りが加わり、力強かった醤油の輪郭も少し柔らかくなる。最後まで味の変化を楽しめる。
近年すっかり定番となった昆布水つけ麺だが、『麺処 有彩』の一杯は、その魅力を麺の啜り心地と醤油の使い方で明快に伝えてくる。つけ汁へ豪快に沈めるのではなく、粋にちょこんと。ラーメンでありながら、どこか江戸前蕎麦のような楽しさがある。次は塩のつけ汁でも、この自家製麺の表情を確かめてみたい。ご馳走様でした。
#麺処有彩 #西川口 Less