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【マンドリン ハンバーガーキッチン】
京成大久保の学生街に店を構える『マンドリン ハンバーガーキッチン』。ライトグリーンの外観が目を引くが、その先にあるのは50年代アメリカのローカルダイナーを思わせる世界観だ。本郷の名店で修行を積んだ店主は、さらにカリフォルニアで出会ったグルメバーガー文化に魅了され、その体験を独自のスタイルへと昇華。アメリカンな楽しさをまといながら、完成度の高いバランス感覚でまとめ上げている。
いただいたのは、店の名前を冠した「マンドリンハンバーガー」。
まず印象的なのはバンズの完成度だ。表面には香ばしい焼き色をまとわせ、噛めばふわりと軽く、何より歯切れがいい。豪快にかぶりついても具材を押し潰すことなく、口の中で自然にほどけていく。そのバンズに受け止められる牛肉100%の粗挽きパティは、噛めば肉汁と旨味がじわりと広がり、ステーキを頬張るような肉々しさを感じさせる。
そして、この店の個性を語る上で欠かせないのが「モッツァレラチーズ」。チェダーのように前へ前へと出るタイプではなく、肉の旨味を包み込みながら全体をまとめる役割を担う。濃厚なのに軽やかで、ベーコンの燻香、ハラペーニョの刺激、自家製マヨネーズのコクも加わり、それぞれの要素が綺麗に繋がっていく。
「オニオンリング」と「ポテト」は、ザクッと軽快な食感でアメリカンダイナーらしい楽しさを添える名脇役。皿の上のテンションをきっちり上げてくれる。
このバーガーの魅力は、全体の設計力にある。モッツァレラのコク、粗挽きパティの肉感、歯切れの良いバンズが一体となり、サイズ以上のリッチな満足感を生み出している。アメリカ文化への憧れを、完成度の高いバランス感覚で仕上げたグルメバーガー。習志野まで足を運ぶ理由として十分な説得力を持った一軒だ。ご馳走様でした。
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