Dinner at Kataori

Dinner at Kataori

at Kataori (片折) on 10 February 2022
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残雪の金沢。
側を流れる浅野川。美しく透き通る青空。
雪解け水の豊かな瑞々しい調べ。
美しいお昼時に伺うことができました。
金沢の名店、片折さん。

大将ご夫妻の空気もお弟子さん達も皆さん
暖かで優しい、居心地の良い空間。
お料理はもう、言わずもがなの美味しさでした。
感激致しました。

奇を衒わないシンプルなお料理。
しかし一寸たりとも狂いのない凛としたお料理。
美しくそして優しいコースでした。

食材の細胞がどこも丸くて、まんまるで、
体の細胞にも優しく染み込んでゆく旨味。
お茶も全てこんなにまろやかなお味があるのかしら、と思いながら頂きました。

素晴らしかったです。

春菊豆腐、赤ガレイの一夜干しのお椀、
ヒラメとヤリイカのお作り、生クチコの茶碗蒸し
めじ鮪、寒鰆の焼き物、あん肝、、と続きます。
どこをとっても上品で繊細で深い味わいが拡がる。
ヒラメの状態も素晴らしくよかった。
生クチコの茶碗蒸し、クセの強いうのクチコが旨味と風味を良い塩梅で残しながらクセはどこかに飛んでいる。エレガントクチコ。エクセレントクチコ。
魚の火入れも絶妙でした。
当たり前かもしれませんが当たり前ではないんですよね。この完璧さ。
どのお皿も完璧って、ありそうでなかなか無い。
フナのおさしみ、鯉の洗いの感じですがフナだそうで。
フナあまり経験値無いのですがとても美味しく頂きました。香茸、豆腐入りの茶巾も美味、お出汁、あんかけ、本当においしい。お腹膨れそうで膨れない。
美味しいーー!、のエンドレスラビリンスコース。

締めのごはんものは5種類いただきました。
大将のお父様がお造りになっているお米もとてもおいしくて、そしてお母様お手製の梅干も酸っぱいのですがお茶漬けだとスルスルと日本の原風景を感じながら頂ける。

どれもこれも最高で、、
次回がまた楽しみです。

本当にありがとうございました。

10 / 10